
日経平均 | 38,403.23円 ▼85.11円 |
為替 | 1ドル=145.40円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 29億0,048万株 |
売買代金 | 6兆6964億24百円 |
値上り銘柄数 | 449銘柄 |
値下り銘柄数 | 1,125銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 105.84% |
市況概況
アドバンテストは仕手化して指数を押し上げた
昨晩は米国株が休場で特に目新しい材料がないなかで地政学リスクなどを嫌気して夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が売られ、本日の日本市場は売り先行となった。
朝方発表されたCPI(消費者物価指数)も予想を上回り、スタグフレーション懸念が強まったと思われたのだが、特に材料するでもなく、下げ渋りの始まりとなった。寄り付きの売りが一巡となった後は一昨日のように指数を押し上げるような買いが入り、一気に38,500円の節目を抜け高値を目指すような動きも見られた。ただ、一昨日のように買いは続かず手仕舞い売りに押されると今度は一転して下値を試す動きとなり、38,400円を割り込むと買戻しも入って寄り付き近辺まで戻して前場の取引を終了した。
昼の時間帯も特に動きは見られなかったが、意外に下げ渋り感が強く、後場も意外に高く始まった後はいったん38,500円を超える場面も見られた。その後は38,500円に絡んでの動きで指数は小動きとなったが、最後は手仕舞い売りに押されて安値圏、後場の安値での引けとなった。
小型銘柄は手仕舞い売りに押されるものが多く総じて冴えない展開だった。グロース250指数やグロース株指数は軟調だった。先物はまとまった売り買いは散発的に見られ、指数を先導する場面も見られたが、特に方向づけるようなこともなく、売り買いが続かないという状況だった。相変わらず上がれば売り、下がれば買いという状況だ。
アドバンテストが仕手化して指数を押し上げただけという状況だ。後場に入ってからはソフトバンクGもまた大風呂敷を広げて買戻しなどで上昇し指数を押し上げる動きとなったが、継続的に買えるような材料でもなく、全体としてはやはり目先的に買われすぎ感が強いという感じだ。買えない材料が多く、やはり減税など景気刺激策が見られないと上値は重く、上値の重さを確認しては売られることになるのだろう。
テクニカル分析
日経平均
上値の重さを改めて確認するような形となった。25日移動平均線や基準線までの調整は見られると思う。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。