この記事は2025年6月25日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=Quick Master/stock.adobe.com)

2025年6月25日(水)の午後午後13時すぎにトレイダーズ証券の井口喜雄さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

井口喜雄
トレイダーズ証券市場部ディーリング課。認定テクニカルアナリスト。1998年より金融機関に従事し、ディーリング業務に携わる。2009年からみんなのFXに在籍し、ドル円や欧州主要通貨を主戦場にディーリング業務を行う。ファンダメンタルズからみた為替分析に精通してるほか、テクニカルを利用した短期予測にも定評がある。

現在の為替相場の傾向や相場観

中東情勢はこれ以上の戦況悪化は考えにくいとの見方から「有事の」米ドル買いが急速に後退している。

また、ウォラーFRB理事とボウマンFRB副議長による立て続けの7月利下げを言及したことに驚いたが、昨日24日(火)のパウエルFRB議長の議会証言もハト派に聞こえるなど、足下のマーケットは米ドル売り傾斜の様相が強い。

現在の為替相場の戦略やスタンス

現状のマーケットは関税と戦争の両方にヘッドライン耐性を持っており、目先はFRB利下げの現実味を探る展開だろう。

米ドル安を意識しつつ、何を合わせていくかだが、受け皿としては欧州通貨が選好されている。

とりわけユーロについては、各国中銀から長期目線の買い需要も観測されるなか、対ドルでは、短期勢が1.2000ドルの大台をターゲットにしている印象もあり、押し目買いで拾っていきたい。

▽ユーロ/米ドル 日足チャート

250625iguchiS
(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。