本記事は、與良 だいち氏の著書『1人起業家マインドセット 「好き」を「稼ぎ」に変えるすごい働き方』(明日香出版社)の中から一部を抜粋・編集しています。

1人起業家マインドセット 「好き」を「稼ぎ」に変えるすごい働き方
(画像=takasu_stock.adobe.com)

競争が激しいビジネスから、競争が少ないビジネスへ

1人起業家が事業を立ち上げて成功する方法をお伝えしていきます。
まずは、ビジネス界の現状を知り、1人起業家がどんな戦略で成功していくか、全体像を把握しましょう。
前提として、ビジネスには「競争の激しいビジネス」と「競争の少ないビジネス」があります。
前者はレッドオーシャン、後者はブルーオーシャンと呼ばれています。

現在、世の中には同じような商品やサービスが溢れかえる、コモディティ化(一般化)が進んでいます。
そんななか、同じようなモノやサービスを、同じように売っていたら、ライバルとの激しい競争にさらされます。レッドオーシャンで戦わなければならないのです。
レッドオーシャンで勝つには、飛び抜けた商品力があったり、圧倒的な影響力のあるインフルエンサーになったりしないかぎり、不可能です。

そこで1人起業家は、「レッドオーシャンを離れて、ブルーオーシャンにずらす」戦略を進めます。

普通の人がレッドオーシャンで戦うのは無謀

1人起業家マインドセット 「好き」を「稼ぎ」に変えるすごい働き方
(画像=1人起業家マインドセット 「好き」を「稼ぎ」に変えるすごい働き方)

この表の横軸は「自分の事業を持っているか、持っていないか」、縦軸は「その事業がレッドオーシャンか、ブルーオーシャンか」を表したものです。

読者のみなさんは、左下の「自分の事業を持っていない」か、左上の「自分の事業を持っているがレッドオーシャンで戦っている」人がほとんどだと思います。

事業を持っていない人でも、飲食店、小売店、美容室、フランチャイズ、代理店、コーチング、カウンセリング、アロマセラピー、占星術などなど、資金を調達して開業したり、講座を受けて販売できる商品サービスを学んだりと、行動さえ起こせば、すぐに自分の事業を持つことができるでしょう。今は商品やサービスの販売権利を手に入れることもできます。

問題は、「事業を持ったところで、レッドオーシャンで戦っていたら勝てない」ということです。
比較的簡単に取り扱える商品サービスには誰もが飛びつきますから、それをいざ販売しようとしたとき、自然とレッドオーシャンになってしまいます。
このレッドオーシャンであがいている人は、どうにか売上を立てようと、マーケティング講座やSNS発信講座に通って発信をがんばったり、インフルエンサーになって影響力を高めようとしたりします。
でもなかなかうまくいかず、初心に戻って起業塾や情報商材で学び、リベンジで違う商品サービスに鞍替えして、販売促進のために今度はコピーライティング講座に通って、という具合に迷走していきます。
このように、レッドオーシャンのなかで、みなと同じような商品やサービスを扱って競争していると、お金も体力も時間も消耗していき、ついには起業をあきらめる。そんな人をたくさん見てきました。

結論として、「普通の人」がレッドオーシャンで勝負すること自体が無謀だということです。

事業をブルーオーシャンにずらす魔法がある

では、どうすればいいのでしょうか。

戦場の場をブルーオーシャンに「ずらせ」ばいいのです。

ブルーオーシャンで戦うには、右上の「既存事業をブルーオーシャンにずらす」方法と、右下の「ゼロからブルーオーシャンで新規事業を創る」方法があります。

後者は、僕も何度か挑戦したことがありますが、非常に難易度が高いです。
市場調査やテストマーケティング(新商品やサービスを限られたエリアで試験的に販売する)、プロトタイピング(新商品やサービスの開発初期段階で、簡易的な試作品を作成して検証を行う)も必要になってくるため、1人起業家が実践するには大がかりすぎます。

1人起業家が目指すべきは、右上の「既存事業をブルーオーシャンにずらす」手法です。レッドオーシャンにある事業に、「ある魔法をかける」だけで、ブルーオーシャンにずらすことできます。
その魔法こそ、ビジョンなのです。

1人起業家マインドセット 「好き」を「稼ぎ」に変えるすごい働き方
與良 だいち(よら・だいち)
1974年東京都生まれ、早稲田大学商学部卒業。伊藤忠商事、アクセンチュア戦略グループなどを経て、2013年にクラウドベンチャー「エール株式会社」を創業し、2017年に同社を売却。その後、発達障がい児向け眼鏡、障がい者就労支援型養鶏場などの社会課題解決型事業、眼鏡とスピリチュアルを融合した新コンセプトの「チャクラグラス」、空海と仏具をモチーフとしたジュエリーブランド「c∞cai(クーカイ)」を連続的に立ち上げ、社会貢献と独自性あるビジネスを両立する独特な事業モデルを展開している。連続起業家として活躍する傍ら、執筆や講演活動にも力を注ぎ、途上国の視力支援プロジェクトを立ち上げるなど社会貢献活動にも取り組んでいる。著書に『他人の思考の9割は変えられる』(マイナビ)、『もっと自分らしく行動したい人の決める技術』(秀和システム)、『自己変態理論』(DIYマーケティングラボ)がある。

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