本記事は、與良 だいち氏の著書『1人起業家マインドセット 「好き」を「稼ぎ」に変えるすごい働き方』(明日香出版社)の中から一部を抜粋・編集しています。

「自分だまし力」でイケてる自分になり切る
「自分はスターになんてなれない……」
そんな思い込みは、捨ててしまいましょう。自分を作っているのは自分です。自分はこういう人間だというイメージは、すべて自分が作り出しています。
育った環境、働いてきた職場、接してきた人たちによって、自分という人間は作られた。それはある意味で正しいですが、一方で、あらゆることは自分の思い込みでもあります。
今この瞬間、「自分はこういう人間だ!」「自分はニッチスターだ!」と決めてしまえば、いつからでも自分のイメージを書き換えることができるのです。
脳を洗うと書いて、洗脳です。1回、自分の脳を洗って、新しい脳に入れ替えてしまいましょう。
なりたい自分を設定して、自己洗脳してしまいましょう!
言い換えると、「自分だまし力」。自分だまし力を身につければ、今この瞬間からなりたい自分になれます。
自分の人生の主人公は自分です。
他人がなんと言おうと、すべてのことは自分で決められるのです。
自分だまし力を身につけるための2つの方法をご紹介します。
1つ目の方法は、SNSのプロフィールを変える、です。自分に遠慮することなく、恥ずかしがることなく、思い切り未来の自分や自分のキーワードを設定してみましょう。
そして、それを見てニヤニヤしましょう。一度書いて(アウトプットして)、それを目で見て感じてみると、フィット感や違和感、新しいアイデアが生まれてきます。
アウトプットせずに内側にしまっておくと、時間がたつと消えてしまいます。もったいないです。
だから、まずはアウトプットです。書いたものを何度も見返し、修正して、ニヤニヤして、自分をだましていきましょう。いずれ何の抵抗もなくなるはずです。
そうなったら、見事に自分だまし、成功です。
ちなみに僕のインスタグラムのプロフィールは、こんな感じです。
起業家
職業「與良」/連続起業家・作家/トレジャーハンター/トリックスター/宇宙スケールの自由人/人間パワースポット/自己変態理論考案/チャクラグラス創業/ゾーングラス開発・特許取得/BrainOptimum創業/ハコニワファーム共同創業/YeLL創業/ハタモク創業
よく意味がわからないですよね(笑)。それでいいのです。
自分を表す好きなキーワードや未来の自分、なりたい自分、過去の実績など、自分で見てテンションが上がる、自分がご機嫌になる情報を書きましょう。
ご機嫌がいちばんです!

2つ目の方法は、名刺の肩書きを変える、です。
僕は名刺に、「作家」「連続起業家」という肩書きを載せています。
たとえば「連続起業家」については、当初はそう名乗れるほどの実績を残していない、だからおこがましいと思っていました。
でも、名刺に記載して、その自分になりきって、ビジョンを熱く語って自己紹介をしているうちに、だんだん自分をだますことができて、現実まで自分の望むように変わっていったのです。
普通、自己紹介のときは職業を語ると思いますが、僕の場合は「人類世界の見る力をアップデートしています」と、ビジョンをまず語ります。ビジョンを語ると、相手は圧倒され、話を聞いてくれるのです。
名刺を渡し、ビジョンで自己紹介をすると、人によっては「サムいやつ」といった表情をする人もいます。それでもめげずに、僕はビジョンを語り続けています。誰かに刺さることを信じて、協力してくれる仲間が現れることを信じて。
僕自身、自分をだませているから、情熱を持って働けていると感じています。
あなたもぜひ、「ニッチスター」であることをうたう肩書きを名刺に記載しましょう。
自己紹介の際には、「何言ってんだこいつ?」と思われるような、壮大なビジョンを語ってみてください。
そのように「自分をだます」ことが、ゆくゆくは現実を創造していくのです。そして、ほかの人と違った1人起業家に成長していくのです。
ハードルが高い、恥ずかしいと思うなら、配らなくていいので、肩書を記した名刺を作ってみてください。出来上がった名刺を自分で眺めるところから始めましょう。
CANVA(キャンバ)という無料のデザイン作成ツールで作り、印刷サイトのラクスルに頼めば、1,000円程度で完成です。あれこれ考える前に、ノリでまずやってみましょう。
やってみるとわかりますが、理想の肩書きが記されていると、なんだかうれしくなってきます。その気持ちが大切です。
気持ちに促されて、現実を創る行動を起こせます。ぜひ、試してみてください。
名刺を作った瞬間、あなたはもう「ニッチスター」なのです。

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