この記事は2025年9月22日(月)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「竹内のりひろ氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。

2025年9月22日(月)の8時時点に現役トレーダーの竹内のりひろさんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
現在の為替相場の傾向や相場観
先週1週間の主要通貨の対ドルでの騰落では、円は下落通貨の最下位(-0.20%)に終わった。FOMCは6回合ぶりの利下げを決定したが、ドル売り・円買いは続かなかった。
日銀金融政策決定会合は据え置きを発表する一方で、過去の量的質的金融緩和で大量に買い入れたETF(上場投資信託)などの市場売却を決めた。市場から資金を吸収する立派な量的引き締めとなるが、ドル売り・円買いは一時的だった。
足元で米ドル/円の売り材料に極めて反応薄となっている。
現在の為替相場の戦略やスタンス
先週、日米の金融政策の発表という重要イベントを終え、今週は週明けからその着地点を探る展開を想定。
この先の市場の1つの波乱要因となりそうなのは、10月4日(土)の自民党総裁選へ向けての各候補の動きや主張の展開だろう。
昨年9月27日の総裁選では高市早苗首相の誕生の可能性を織り込んだものの、その結果は決選投票で敗北と伝わり市場は大混乱となった。今回も1回目の投票で過半数を獲得する候補は見込まれず、波乱含みの展開となりそうだ。
前述の通り、米ドル/円は弱材料への反応が極めて乏しいため、押し目買いに徹したいと考えている。
今週は米ドル/円で146.00~149.50円、ユーロ/米ドルで1.1600~1.1800ドル、ユーロ/円で171.50~175.00円とみている。
▽米ドル/円の日足チャート

▽ユーロ/米ドルの日足チャート

▽ユーロ/円の日足チャート

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。