この記事は2025年10月28日(火)に「羊飼いのFXブログ」公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
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2025年10月28日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。
現在の為替相場の傾向や相場観
昨日27日(月)日米財務相会談が行われた。片山財務相は、べッセント米財務長官との会談で日米為替共同声明について「特に機微にわたる話は出なかった」とした。そして、日本の金融政策に関しては直接的な話題にはならなかったと言った。
しかしながら米財務省から先ほどニュースがあり、べッセント氏は片山氏と「為替について協議した」と述べており、さらに内容については「アベノミクス導入から12年で状況は大きく変わった」と話した、と発表された。
ということであたかも片山氏が事実を隠しているかのように思える内容だ。ベッセント氏はより明確に為替に関するメッセージを発したため、ここからの動きへの影響は大きいだろう。
現在の為替相場の戦略やスタンス
高市トレードでさらなる円安期待が高まったが、日米間ではこれ以上の円安は難しいということがハッキリした。 米国サイドはさらなる円安は阻止したいという意向のため、米ドル/円はここから落ちることになるのではないだろうか。
▽米ドル/円 日足チャート
(画像=羊飼いのFXブログ)
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。




