この記事は2025年11月27日(木)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「神田卓也氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
(画像=Haru Works/stock.adobe.com)
2025年11月27日(木)の午前10時時点に外為どっとコム総合研究所の神田卓也さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券を経て、1991年メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月外為どっとコム総合研究所入社。
現在の為替相場の傾向や相場観
昨日26日(水)は、日銀の早期利上げをめぐる観測報道を受けて12月の利上げを織り込む動きが強まったが円買いは一時的だった。
本日27日(木)は野口日銀審議委員の講演が予定されており、午後には記者会見も行われる。
野口委員は日銀内に残る「最後のリフレ派」と目されているだけに、早期利上げに前向きな姿勢を示せば円買い材料視される可能性はある。
ただ、日銀の小幅な利上げでは円安基調は変わらないとの見方がある中で、円買いの動きは昨日26日(水)と同様に長続きしないだろう。
現在の為替相場の戦略やスタンス
本日27日(木)は米国が感謝祭の祝日(サンクスギビング・デー)で、NY市場の参加者の多くが週末にかけて4連休に入る日だ。
このため、仮に高市政権の拡張的な財政政策を睨んで円売りに傾いても、やはり長続きしない公算が大きい。
米ドル/円は本日27日(木)も155円台では下値が堅い一方、156円台では後半に向かうにつれ上値が重くなりそうだ。
▽米ドル/円 4時間足チャート
(画像=羊飼いのFXブログ)
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。




