| 日経平均 | 49,001.50円 ▼510.78円 |
| 為替 | 1ドル=155.86円 |
| 売買高(東証プライム、以下同) | 22億5,500万株 |
| 売買代金 | 5兆1092億77百万円 |
| 値上り銘柄数 | 1,051銘柄 |
| 値下り銘柄数 | 503銘柄 |
| 騰落レシオ(25日) | 104.84% |
市況概況
売り先行で一時大きく売られるも買い戻しも入り下げ渋り
米国株が軟調、特にAI関連銘柄が売られたこともあり、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が大きく下落、本日の日本市場は売り先行となった。
売り気配を切り下げて始まる銘柄なども見られ、ハイテク銘柄、日経平均に影響の大きな銘柄などが大きく売られて始まった。寄り付きの売りが一巡となった後は買い戻しも入り戻り歩調となったが、戻りきらずに売り直され、それでも日経平均が49,000円を割り込むと買われるという展開で下げ渋りで前場の取引を終えた。日経平均は大幅安だが、値上がり銘柄数も多くTOPIXや小型銘柄は下げ渋りとなった。
昼の時間帯には再度売り直され、後場は49,000円を割り込んで始まったものの48,800円水準で下げ渋ると再度買い直されて49,000円台回復となった。それでも49,000円までは買いが入るもののそれ以上は買いが入らず、49,000円台で値持ちはいいものの指数は小動きとなった。最後は上値も重かったが何とか49,000円台は維持して引けた。
小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く総じてさえない展開だったが、売り急ぐということでもなく下げ渋りとなった。グロース250指数やグロース指数は軟調だった。先物はまとまった売り買いは散発的にみられるものの断続的な売り買いで指数を大きく振らされるということでもなく、方向感は見られなかった。特に49,000円を超えると買いが止まるという感じだった。
買い戻しで値を戻したものが再度売り直されたという状況で値上がり銘柄数が多い割には指数の下落が大きかった。目先の需給で右往左往している雰囲気はあるが利上げを織り込むように総じて手仕舞い売りが優勢ということだろう。12月ということで益出し、損出しで手仕舞い売りに押され、空売りの買い戻しが入る銘柄は堅調というような持高調整の売り買いが中心なのだろう。
テクニカル分析
日経平均
雲の中で下値模索となっている。遅行スパンもローソク足を下回った形であり、75日移動平均線や雲の下限(先行スパン2)までの調整もあり得るのだろう。上値は25日移動平均線や基準線までと考えればいいと思う。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!




