| 日経平均 | 49,512.28円 △128.99円 |
| 為替 | 1ドル=155.33円 |
| 売買高(東証プライム、以下同) | 23億1,048万株 |
| 売買代金 | 5兆0853億90百万円 |
| 値上り銘柄数 | 663銘柄 |
| 値下り銘柄数 | 882銘柄 |
| 騰落レシオ(25日) | 106.96% |
市況概況
日経平均は堅調だが全体に調整感が強まる
米国株はまちまちだったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高く、本日の日本市場は買い先行となった。ただ、寄り付きの買いが一巡となったあとは手仕舞い売りに押されるものが多く一時大きく下押す場面もあった。49,000円の節目を意識すると買い戻しも入り再度戻りを試す動きとなり、49,500円の節目水準まで上昇して本日の高値圏で前場の取引を終えた。
昼の時間帯も値持ちのいい展開で後場に入ってからも上値を試す場面も見られた。それでも積極的に買い上がるということでなく、指数に影響の大きな銘柄が買い戻しで指数を押し上げているだけということで全体的には調整気分が強く冴えない展開だった。引けを意識する時間帯も値持ちのいい展開が続いた。結局最後まで日経平均は値持ちがよく、49,500円水準で引けた。
小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く総じてさえない展開だった。グロース250指数やグロース指数は軟調だった。先物はまとまった売り買いも散発的にみられたが、断続的な動きはなく指数を動かす場面も限られた。方向感に乏しい展開で上がれば売られ、下がれば買われるという状況だった。
買われすぎ銘柄が買い戻しで指数を押し上げた感が強いがしっかりと買い上がるということでもなく指数の上昇も限られた。調整感が強いことには違いなく、まだまだ上値の重さが気になると手仕舞い売りに押されるということなのだろう。目先の需給以外に買い急ぐということもなく、為替やいろいろな指標への反応も方向感に乏しい感じだ。利上げ懸念が根強いので買い切れず、利上げ効果の期待される銀行株などもある程度織り込んだということで冴えない展開となっている。
テクニカル分析
日経平均
25日移動平均線や基準線を下回り下値模索となると思うのだが、いったんは下げ渋りとなった。再度25日移動平均線や基準線に上値を押さえられると25日移動平均線や基準線が下落しているところでもあり、下値を試す動きが続くと思う。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!




