この記事は2026年2月4日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「西原宏一氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2026年2月4日(水)の午前11時すぎに、現役トレーダーの西原宏一さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
現在の為替相場の傾向や相場観
昨日3日(火)のNY市場では「SaaS株」の下落が話題になっている。
西原氏もいろいろなAIを使っており、Gemini、Chat GPT、Claude、Grokなどだが、その中のClaudeを開発しているのがアンソロピック。
その米アンソロピックが法務業務の自動化を目的とする新たなツールを発表したことを受けて、昨日3日(火)の株式市場ではAIの進展に事業モデルが脅かされるとみられる銘柄の売りが膨らんだ。
ソフトウエア株への売り浴びせは、「弱気」から「終末論」へと悪化した最近のセンチメントを反映。
「ソフトウエア・アズ・ア・サービス(SaaS)株の黙示録だ」とジェフリーズのジェフリー・ファヴッツァ氏はコメントしている。
「SaaS株」は、AIエージェントの普及によって「ユーザー数(ライセンス数)に応じた課金モデル」。それが崩壊するとの見方が強まり、大幅安となった。
例えば下記のモデル。
①サービスナウ(ServiceNow / NOW): 約8.0%下落
企業向けワークフローの自動化で圧倒的なシェアを持ちるが、AI自体がワークフローを構築・実行するようになると、従来のサブスクリプション収益が脅かされると見られている。
②ワークデイ(Workday / WDAY): 7.65%下落
人事・財務管理ソフト。今回の売り浴びせで出来高が急増し、年初来安値を伺う展開となった。
③セールスフォース(Salesforce / CRM): 6.85%下落
CRM(顧客管理)の王者だが、AIが営業活動を自動化する未来において、従来の「シート(席数)課金」が維持できるかという根源的な疑念にさらされている。
これまでは「AIによってソフトウェアの生産性が上がる」というポジティブな側面が注目されてきたが、昨日3日(火)の市場の動きは、「AIがソフトウェアそのものを不要にする、あるいは価格破壊を引き起こす」という「破壊的側面」を本格的に織り込み始めたことを示している。
Anthropic CEOも「著しい経済成長と著しい失業が同時に起きる」と警告している。こうした動きが今後加速するのかどうかに注目。
現在の為替相場の戦略やスタンス
今週は日経平均が最高値を更新するなど活況だが、米ドル/円は結局レンジ。
直近の高値と安値の50%程度を抜けたあたりでうろうろしている。クロス円では、昨日3日(火)にRBAが利上げを決めた豪ドル/円を選択した。
①AUDロングの根拠が明確化(コモディティ高+RBAの金利正常化+豪ドル/米ドルの過小評価修正)
②豪ドル/円は日豪金利差と資源価格の二重恩恵
③米ドル弱含み環境 では豪ドルのアウトパフォーマンス継続
ということで、戦略的には豪ドル/円のロング継続で臨みたい。
▽米ドル/円 日足チャート
*:当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。




