本記事は、ひきた よしあき氏の著書『「何を話していいかわからない」がなくなる 雑談のコツ』(アスコム)の中から一部を抜粋・編集しています。
思った以上に、あなたは笑顔を作れていない
「感じをよくするなんて簡単じゃん!」
そう思った方もいらっしゃると思いますが、この感じのよさって意外と難しく、できていない人も多いです。
突然ですが、大人が1日に笑う回数は何回くらいだと思いますか?
たったの15回だそうです。ちなみに、子どもは1日平均400回笑うそうです。
そう思うと、15回って少なすぎません? 思っている以上に、大人はしかめっ面をしているのです。
さらに、雑談が苦手な人ほど、無意識に「他人が怖いし緊張するから、人と会ったとき、相手にわかる形で避けたりする」といったことをほぼ自覚なくやってしまっています。
たとえば、
- 沈黙の間が嫌で、気まずそうな顔をしている
- 普段から「不機嫌そうに見える」顔で下ばかり見ている
- 話すときに、視線を常に下や横にそらしている
といったようなこと、思いあたりませんか?
昔の私も、緊張のあまりにこうなっていたようです。
無意識のうちに出ている態度なので、それがまわりからどう見えているかまでは、自分でも気づけないものです。
本当は「もっと仲良くなりたい」「話したい」と思っているのに、気づけば「怖さ」のほうだけが表に出てしまっていたのです。
だからこそ、意識して、笑顔を作っていくことが重要なのです。
最初は作り笑いでも大丈夫。とにもかくにも、笑顔でいることが大切です。
こちらが笑顔でいれば、それを見た相手は安心して心を開いてくれる。こちらが冷たそうな表情をしていれば、相手は身構えてしまう。
笑顔は、相手から好感を勝ち取り、警戒心を解くための、手軽で効果のある武器なのです。
そうは言っても、笑顔が苦手、笑顔になろうとすると顔がひきつるという人もいるでしょう。笑顔を作るときのポイントは、感情とは別に、口角を鍛えて頬を上げること。
感情ではなく、筋肉を動かすかどうかの問題です。笑顔が苦手な人は、口角を上げることからはじめましょう。
まず、口角がどのくらい上がるかをチェック! 鏡を見ながら、ニッと笑った顔をしてみてください。思っていた以上にきついはず。日ごろ、いかに頬などの筋肉を使っていないかがわかります。
まずは、朝に髪をセットするときなど、鏡を見るついでに、口角を上げて笑う練習をしましょう。繰り返すうちに頬などの筋肉が鍛えられて、自然と笑顔が作りやすくなります。
人は、誰かと一緒だと30倍も笑いやすくなるそうです。雑談はまさにこの環境にあります。人と会うときは、まずは「口角を上げる」ことを基本の表情にしましょう。
スピーチライター。
1984年生まれ。早稲田大学法学部卒業。
博報堂クリエイティブディレクター/スピーチライターとして活躍。その後、独立し、「言葉のプロ」として教育・講義・オンライン講座で幅広く活躍。
大阪芸術大学客員教授、早稲田大学招聘講師として教壇に立ち、「はじめて『わかった!』と心の底から思えた講義」「一生ものの考える力が身につく」と学生から支持を集める。さらに、社会人向けオンライン学習コミュニティ「Schoo」では毎回約2万人が事前予約するほどの人気を誇る。
著書に『5日間で言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本』(大和出版)、『大勢の中のあなたへ』(朝日学生新聞社)、『トイレでハッピーになる366の言葉』(主婦の友社)など、累計28万部を突破している。
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