本記事は、ひきた よしあき氏の著書『「何を話していいかわからない」がなくなる 雑談のコツ』(アスコム)の中から一部を抜粋・編集しています。

「何を話していいかわからない」がなくなる 雑談のコツ
(画像=polkadot/stock.adobe.com)

「話の長い人」との雑談を終わらせる秘けつ

話の長い人っていますよね。仕事の打ち合わせでも、1時間で終わるつもりが、1時間半、2時間……、いつまでたっても話が終わりそうにない。
そういうとき、話を切るのがなかなか難しいと思います。

そろそろ疲れてきたな。
忙しいから、あんまり時間を取られたくないな。
次の予定があるんだけど、話を切れない……。

そんな心の声をあげた経験、誰にでもあるんじゃないでしょうか。

雑談は、ひとつのトピックについて話したら終わりではなく、どんどん新しい話題に飛んだり、そうかと思えば、またもとの話に戻ったりします。

そういう意味では、終わりのないのが雑談とも言えます。とめどなく広がっていく話をどうやって止めるのか。これは結構な難題です。人の話を上手に切ることは、コミュニケーションの中でも難しいテクニックです。

でも、上手く話を終わらせる秘けつがあります。
ちなみに、話を切れない理由は、相手が気持ちよく話しているのに切ってしまうことが、相手の気分を害さないだろうかとか、相手に悪い気がするということだと思います。
でも、忘れないでほしいのですが、基本的に話を切るのは悪いことではありません
まず、話を切るための最初のポイントは、話を終わらせることに「申し訳なさ」を感じないこと

雑談のキホンは、お互いに気持ちよくしゃべれることなので、そんなふうに思ってしまうと相手の話をただ聞く係になってしまいます。そうなってしまうと、それはもう雑談ではなくなってしまいます。

では、どうすれば相手の機嫌を損ねずに、話を終わらせられるのでしょう。

スマートに話を終えるセルフ言い訳術

まず、相手の話を切らなければいけないときに、NGなことがあります。
それは、「あなたの話が長くて、つまらないから、ここで終わりにしたい」という気持ちを、チラリとでも見せること。実際にそう思っていなかったとしても、相手にそう思わせてはいけません。たとえば、時計をチラチラ見たり、ソワソワすれば、すぐに「もう話を切りたいんだな」と勘ぐられてしまいます。これは、よくない。

では、これはどうでしょうか?

「ちょっと、このあとに約束がありまして」と言う。

なるほど、嘘ではないでしょうし、よくあるパターンです。
でも、これも十分ではありません。たとえば、相手が得意先や上司、あるいはあなたの大切な人との場合は、もう少し工夫が必要です。

その工夫が、これ!
「話が長くなった責任は、私にある」と、相手にアピールすること。
「ごめんなさい。面白くてついついお話に聞き入ってしまい、こんな時間になってしまいました」
「お時間、大丈夫ですか? 私が質問ばかりしたもので、ずいぶんお時間をとらせてしまいまして」

こんなふうに、話が長くなったのは、話が面白くてついつい聞き入ったり、質問したりしてしまった私のせいだと語るのです。

そのうえで、「もっとお話をお聞きしたいのですが、ちょっと時間がなくて」と言えば、相手も事情を察し、嫌な顔をしないでしょう。

相手のせいにするのではなく、「話が面白くて聞き入ってしまった」自分のせいにする
こうすれば、相手も悪い気はしないはずです。
これが、上手な話の切り方です。

「何を話していいかわからない」がなくなる 雑談のコツ
ひきた よしあき
コミュニケーションコンサルタント。
スピーチライター。
1984年生まれ。早稲田大学法学部卒業。
博報堂クリエイティブディレクター/スピーチライターとして活躍。その後、独立し、「言葉のプロ」として教育・講義・オンライン講座で幅広く活躍。
大阪芸術大学客員教授、早稲田大学招聘講師として教壇に立ち、「はじめて『わかった!』と心の底から思えた講義」「一生ものの考える力が身につく」と学生から支持を集める。さらに、社会人向けオンライン学習コミュニティ「Schoo」では毎回約2万人が事前予約するほどの人気を誇る。
著書に『5日間で言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本』(大和出版)、『大勢の中のあなたへ』(朝日学生新聞社)、『トイレでハッピーになる366の言葉』(主婦の友社)など、累計28万部を突破している。

※画像をクリックするとAmazonに飛びます。
ZUU online library
(※画像をクリックするとZUU online libraryに飛びます)