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1月6日、ファミリーマート <8028> が2015年2月期第3四半期の業績を発表し、売上高は2781億4600万円(前年同期比6.9%)、営業利益317億1400万円(△12.5%)、経常利益336億4300万円(△15.4%)、四半期純利益237億3200万円(19.5%)となった。前期比で増収となったものの、営業利益、経常利益で減益となった。10月に発表された連結業績予想から修正はない。

「2020年に『業界ナンバー1』」と年初の挨拶で中山勇社長が目標を掲げるなか、積極展開を図るファミリーマート。減益の要因は国内事業、海外事業での積極展開、国内事業での売場再構築のための既存店への投資、及びカルチュア・コンビニエンス・クラブと共同展開しているポイント付与キャンペーンが足を引っ張った格好だ。また、店舗あたりの1日当たりの売上高は51万2000円と前年同期比1万3000円減少、客単価は550円と前期比3円減少しており、平成27年2月期の計画値をそれぞれ下回って推移している。


セブン&アイ、ローソンの決算にも注目

ただ、平成27年2月期における予想経常利益における進捗率も80.1%とまずまずだ。現在取り組んでいる、プライベートブランド「FamilyMart collection」の商品ラインナップを拡充、北陸店舗における「ICOCA」の導入を実施、「ゆうちょATM」の順次設置などにより、魅力や利便性が増して来れば、通期予想を上回る本決算を迎える可能性もありうる。

なお、9日にはセブン&アイ・ホールディングス <3382> とローソン <2651> の決算発表が控えており、注目が集まる。

(ZUU online)

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