インドの不動産ポータルサイト「CommonFloor.com」は1月8日(現地時間)、グーグルの投資部門「グーグルキャピタル」から資金を調達したとを発表した。

「グーグルキャピタル」は成長段階の新興会社を対象にしているベンチャーキャピタルで、オンライン調査ソリューションを提供する SurveyMonkey 社や、中国を拠点にデジタル機器の通信機器の一つである高速光レシーバーを提供する InnoLight 社などに出資した実績を持つ。今回の投資は、発表によると、アジア域内では3件目だ。

「CommonFloor.com」は2007年に3人の従業員で事業を開始。現在では従業員数も1000人を上回り、50万件以上の不動産情報を扱う企業にまで成長した実績を持つ。

グーグルキャピタルのパートナーである David Lawee 氏は、「インドのオンライン不動産市場は大幅な成長を目前にしている。我々は CommonFloor.com の優秀なチームと今後何カ月、そして何年も密に協力することを楽しみにしている」とのコメントを出している。

インド国内では、政府が2022年までに全国民に住宅を供給する政策を打ち出すなど、不動産の需要が増加。政策の後押し儲け、同国不動産業界も勢いを増している。この流れに乗り、「CommonFloor.com」以外にも、国外のベンチャーキャピタルから出資を受けている不動産会社もある。

例えば、不動産仲介サイトを運営するロコン・ソリューションズが日本のソフトバンクの子会社を通じて出資を受けている。不動産以外にも、ソフトバンクはインドへの出資に積極的であり、ネット通販大手のスナップディールと、タクシー配車サービスのANIテクノロジーズ(オーラキャブス)にも既に出資をしている。

(ZUU Online)
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