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住友生命保険相互会社(住友生命)は1月20日、一部の保険契約で誤った額で配当を支払ったと発表した。誤った支払の詳細の説明や謝意を表明するとともに、同社の対応も早速動き始めた。

発表された資料によれば、今回の同社の誤配当の原因は、定期保険特約部分の長期継続配当金の支払金額を計算するプログラムの設計ミスであるとのこと。長期継続配当金は、「保険料×年間保険料払込回数×所定の配当率」という式で計算されるが、払込回数について、2010年にプログラムを変更した際に「変更後」ではなく、「変更前」の払込回数を使うプログラムとなっていた。

プログラム設計ミスの結果、2010年4月から2014年12月までに長期継続配当金を支払った契約のうち、保険料払込回数等の変更手続きを行った契約などについて、長期継続配当金の誤った計算結果で配当が支払われていた。

住友生命は、正しい金額より少なく計算した件数は629件、多く計算した件数は798件あるとしている。金額は少なく計算した部分が1176万3000円、多く計算した部分が1億5727万円だと発表している。

また、同社は、誤計算が発生した契約については全件の特定が済んでおり、今後は該当する契約者に文書で連絡を行い、問い合せ窓口や個別の対応を案内するとしている。

(ZUU online)

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