2月3日、三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> は平成27年3月期第3四半期決算を発表した。経常収益4兆2,603億円(前年同期比+11.0%)、経常利益1兆4,843億円(同+17.8%)、四半期純利益9,269億円(同+18.0%)となった。

三菱東京UFJ銀行と三菱UFJ信託銀行の2行合算業務粗利益は前年同期より1,725億円増加し、1兆8,717億円となった。2行合算の貸出金平残が95兆2,595億円(同+7.0%)と伸びる一方、国内業務における貸出金利利回りは前年同期の1.08%から0.99%に下がり、預貸金利回り差も1.02%から0.94%に下がっている。貸出金残高の伸びで国内業務における金利の低下をカバーした形だ。また、与信関連費用が前年同期より114億円減少、貸倒引当金戻入益も前年同期より262億円増加したことも収益を押し上げている。

同グループは2014年度における連結ROEの目標を8%程度に設定していたが、今回の第三四半期決算において10.68%と目標を大きく上回った。また、平成27年3月期の連結当期純利益は9,500億円を目標としており、通期業績予想に対する進捗率は97.5%に至っているが、業績予想に変更はない。

(ZUU online)

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