アップルウォッチ

3 月 9 日、米アップル は新商品発表会『 Spring Forward 』でアップル・ウォッチを正式に発表した。「アップルが創造した中で、今までで最もパーソナルな端末」とティム・クック社長が高らかに宣言したアップル・ウォッチは、 iPad を発表して以来実に 5 年ぶりの主要商品のお披露目となった。

今回発表されたのは 3 種類のラインアップ。

549 ドル(約 6 万 6000 円)の『 Apple Watch 』、 349 ドル(約 4 万 2000 円)の『 Apple Watch Sport 』、そして最上位の 10,000 ドル(約 120 万円)の『 Apple Watch Edition 』となっている。特徴としては時計に適したサイズと感触を持つタッチパネル、そして『 Digital Crown 』と呼ばれる竜頭での操作が可能だ。また、時計の画面上でメールの送受信に加え、電話を受ける事もできる。

一方で、今後のアップル・ウォッチ成功の課題はアプリだろう。アップル・ウォッチは小さいスクリーンにコンパクトな情報を表現できる魅力的な端末だが、単体で使用できない。必ず iPhone 、 iPad との連携が必要になり、時計サイズで表現できる魅力的なアプリを作って iPhone や iPad にダウンロードする必要がある。

いずれにしてもアップルは 10 年前にスマートフォンで起こした革命をこの時計でも再現しなければならない。フォーチュン誌によると、アップルは今回の発表を前に、フェースブック やツイッター および BMW とアップル・ウォッチ用のアプリ開発に向けて提携したと報道しており、課題克服に向けて手を打っている模様だ。

アップル・ウォッチは、日本を含む世界 9 か国で 4 月 10 日から事前予約を開始し 4 月 24 日から販売開始される事が決定している。今年の夏には、アップルの思惑、そしてメディアの予測に対して最初の結果が判明するだろう。なにより重要なのは、アップルが豊富な資金力と技術力を駆使して、ユーザーや投資家の期待を裏切らないことだ。

(ZUU online)

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