カドカワコンテンツアカデミー
(写真=クールジャパン機構プレスリリースより)

官民ファンドの海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)は3月30日、海外でマンガやアニメ制作などクリエイター人材育成事業に取り組むKADOKAWA <9477> の子会社「カドカワ・コンテンツ・アカデミー」に対し、最大4億5千万円出資すると発表した。同社は今後、アジアや欧州、オーストラリアなど世界12の国と地域て教育事業を展開していく。

「カドカワ・コンテンツ・アカデミー」は2014年9月に台湾で、今年3月からシンガポールで開講している。マンガ、イラスト、声優などの分野で日本から派遣されたプロの講師が現地のクリエイター志望者に対して日本のコンテンツ制作のノウハウを提供し、人材を育成する。

また、同社はクールジャパン機構に加え、親会社のKADOKAWA 、パソナ、紀伊国屋書店からの出資を受け入れる。現地でのプロモーションのほか、卒業生の就職斡旋など人材マネジメント業務でも連携していく。マンガやアニメなど海外ファンの拡大や事業の日本で不足する人材の増加につなげる。

「カドカワ・コンテンツ・アカデミー」は発表資料で「4 社からの出資により官民一体となった“オールジャパン”の共同体としての信用力・発信力を活かし、国際的に活躍できる高度な人材と日本コンテンツを理解する熱心なファン層の両者を各国に育成することで、日本のコンテンツ業界の国際化と海外展開に貢献してまいります」としている。(ZUU online 編集部)

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