ファミリーマート

(写真=大川 佑)

4月1日、コンビニエンスストア大手のファミリーマート <8028> 、調剤薬局中堅のファーマライズホールディングス <2796> 、ドラッグ事業を展開するヒグチ産業は3社による合弁会社の設立について基本合意書を締結し、具体的に検討を進めることを合意したことを発表した。

コンビニエンスストアの持つ利便性と、調剤薬局、ドラッグストアの持つ専門性を兼ね備えた新業態の店舗開発を目指す。また、薬剤師・登録販売者を始めとする人材交流、並びにそれぞれの事業における各社のノウハウや情報を融合していくことが狙い。

設立する合弁会社については、現在3社で協議中で名称は未定。出資比率では、ファーマライズホールディングス55.1%、ヒグチ産業30%、ファミリーマート14.9%の予定となっている。設立は6月1日になる見通し。

ファーマライズとファミリーマートは、2013年5月に包括提携し、調剤薬局とコンビニエンスストアの機能を兼ね備える一体型店舗を、また、ヒグチ産業とファミリーマートは、2012年5月以降、医薬品や化粧品、健康食品、日用品等を取り扱うコンビニエスストアを、それぞれ展開し協業している。

調剤薬局業界、ドラッグストア業界、コンビニエンスストア業界は、業種・業態を超えた競合が活発化している。一方、少子高齢化が進む中で、生活圏の身近な存在であるコンビニエンスストアや調剤薬局、ドラッグストアに求められる役割や期待は、今後ますます高まることが予想される。(ZUU online 編集部)

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