2016年春に大学などを卒業する学生を対象にした企業の採用計画に関する調査で、採用予定数を「増やす」と回答した企業は、今年の実績数より全体で15%増加した。上場企業では14.2%の増加となった。

就職情報大手の「マイナビ」が今年2月に国内企業約8000社を対象に調査した。上場企業388社など1949社が回答した。

来春卒業予定の学生の採用計画は増加傾向で、好調な業績などを背景に、採用増の勢いは継続する形となった。「増やす」と回答した割合は、「大学(文系)」が23.7%、「大学(理系)」が29.1%、「大学院(理系)」が19.5%で、いずれも前年度の割合をやや上回った。

採用基準を前年度より「厳しくする」と回答した企業は全体で8.2%に留まり、2002年卒を対象にした調査開始以来最低の割合となった。質・量の優先度では、上場企業の「徹底して質」という回答が減少し、「量よりは質」「質よりは量」が増加。上場企業の一部で「量の確保」の必要性が高まっていることがうかがえる結果となった。 (ZUU online 編集部)

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