三菱電機

(写真=プレスリリースより)

三菱電機 <6503> は5月14日、同社などが出資するインドの三菱エレベーター・インド(IMEC)に新工場を設立し、インド市場向けエレベーターの生産を開始する、と発表した。インドでの製品競争力を強化し、2020年度には同国での販売台数5000台を目指す。投資額は約34億円。

三菱電機の発表資料によると、インドの昇降機市場は急速な経済成長に伴い大きく伸びている。2014年の年間新設需要は約4万7000台で、中国に次ぐ世界第2位の市場で、今後も需要の伸びが予測されるという。

同社はインドで1995年に現地代理店を通じて昇降機事業を展開、2012年8月には昇降機事業会社をタミル・ナードゥ州に設立。2014年4月にはインドの中低層建物向けのエレベーター「ネクシーズ ライト」を発売するなど事業拡大を図っている。

新工場をインド南部のカルナタカ州に設立することでエレベーター機器を国産化し、「ネクシーズ ライト」を中心に製品の価格、納期などの面で競争力を強化。販売、製造、据付から保守まで一貫した体制による事業拡大を目指す。

また、新工場敷地内にエレベーター試験塔や工事・保守のフィールド研修センターも設け、エンジニアの教育、育成を強化する。

稼働時期は2016年7月を予定。総建築面積は2万5400平方メートル。生産能力は年間5000台。(ZUU online 編集部)

【関連記事】
世界大富豪ランキング「20-30代」トップ20 最年少富豪は24歳!
日本人大富豪ランキング トップ20の顔ぶれはこれだ!
日経新聞・四季報など全て閲覧可!?ネット証券は『情報の宝庫』
不適切会計の東芝、500億円強を下方修正
10万円以下でも買える?2015年の目玉LINE株を上場前に買う2つの方法