世界的なグローバル広告会社であるイギリスのWWPグループが先日発表したブランド価値ランキングは2015年で10回目になる。ブランド価値の算出およびランキングはイギリスのリサーチ会社「ミルウォード・ブラウン」が実施。表示金額は各企業の公開財務情報や年1回実施しているブランドに関する消費者調査などの結果から算出されている。ラグジュアリー部門のTOP10をみてみよう。
10位 ティファニー 32億3200万ドル 前年ランク外
この調査を初めてから10年連続で首位の座を守っているヴィトン。2014年、パリに誕生したルイ・ヴィトンのミュージアムやモルディブのホテルなど、商品力以外にもブランド価値を高めるマーケティングが他のブランドよりも秀でている。
2014年のこのランキングでは好景気の中国市場が牽引し、どのブランドも軒並みプラス成長だったが、2015年はマイナスが目立つ結果となった。中国の景気減速やロシア経済の危機が各ブランドの販売不振を直撃している。商品開発や市場開拓だけではなく、メディア戦略やデジタルマーケティングなどもラグジュアリー部門でもブランド価値向上には欠かせなくなってきた。市場が鈍化してきた今こそ、ブランドの手腕と真価が問われるだろう。(ZUU online 編集部)
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