第3位 エッセンシャル思考――最少の時間で成果を最大にする

グレッグ・マキューン(著)、高橋璃子(翻訳) かんき出版

Apple、Google、Facebook、Twitterなど名だたる企業でアドバイザーを務める著者が、「99%の無駄を捨て1%に集中する方法」を説く。2014年の「NYタイムズ」「WSJ」ビジネスベストセラーの待望の翻訳だ。本書が紹介する「エッセンシャル思考」は、本当に重要なことを見極めて正確に選び、それに集中していく思考。「より少なく、しかしより良く」を自分で選び取り確実に実践するためのノウハウが説かれている。


第2位 21世紀の資本

トマ・ピケティ(著)、山形浩生、守岡桜、森本正史(翻訳) みすず書房

「資本収益率が産出と所得の成長率を上回るとき、資本主義は自動的に、恣意的で持続不可能な格差を生み出す」。経済的格差の長期的な変化、資本の蓄積と分配は何が決定づけているのか、所得の分配と経済成長は今後どうなるのか、といった問題を18世紀以降の世界の税務データで裏づけ、明示した大作。格差をめぐる議論に大変革をもたらし、世界で100万部を突破しているベストセラー。


第1位 嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え

岸見一郎、古賀史健(共著) ダイヤモンド社

フロイト、ユングと並「心理学の三大巨頭」の一人、アルフレッド・アドラーの思想「アドラー心理学」を、「青年と哲人の対話篇」という物語形式を用いて分かりやすくまとめた一冊。嫌われる勇気を持ちながら自分らしく生きるためのヒントを、シンプルかつ具体的に解き明かしてくれる。

時間に追われる現代を表しているのか、「懇切丁寧に、分かりやすく」というコンセプトの書籍が目立つが、その提示する世界にはいささかも端折ったところがない。心に止まった一冊を手に取って、じっくりとその奥行きを確かめてみるのも悪くない。(ZUU online 編集部)

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