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(写真=PIXTA)

米経済専門誌・フォーブスが毎年発表している「世界の有力企業2,000社」の2015年番付がこのほど発表された。毎年この時期に発表されており、各企業の売上、純益、資産、時価総額という4つの数値指標をベースとして、世界で最大の規模と最高の実力を持つ上場企業が選出される恒例のランキングとなっている。

常連の米国企業に加え、中国系企業が上位にランクインしているのが今年の特徴だろう。その上位20社は以下のとおりだ。

20位:中国移動通信(中国) 時価総額:2,715億米ドル(約32兆円)

19位:シティグループ(米国)時価総額:1,567億米ドル(約18兆円)

18位:サムスン電子(韓国)時価総額:1,995億米ドル(約23兆円)

16位:ウォルマート(米国)時価総額:2,613億米ドル(約31兆円)

16位:シェブロン(米国)時価総額:2,010億米ドル(約24兆円)

15位:HSBCホールディングス(英国)時価総額:1,677億米ドル(約20兆円)

14位:フォルクスワーゲン・グループ(ドイツ)時価総額:1,260億米ドル(約15兆円)

13位:ロイヤル・ダッチ・シェル(オランダ)時価総額:1,954億米ドル(約23兆円)

12位:アップル(米国)時価総額:7,418億米ドル(約88兆円)

11位:トヨタ自動車(日本)時価総額:2,390億米ドル(約28兆円)

10位:ウェルズ・ファーゴ(米国)時価総額:2,783億米ドル(約33兆円)

9位:ゼネラルエレクトリック/GE(米国)時価総額:2,535億米ドル(約30兆円)

8位:中国石油天然気(中国)時価総額:3,346億米ドル(約40兆円)

7位:エクソンモービル(米国)時価総額:3,571億米ドル(約42兆円)

6位:JPモルガン・チェース(米国)時価総額:2,255億米ドル(約27兆円)

5位:バークシャー・ハサウェイ(米国)時価総額:3,548億米ドル(約42兆円)

4位:中国銀行(中国)時価総額:1,991億米ドル(約23兆円)

3位:中国農業銀行(中国)時価総額:1,899億米ドル(約22兆円)

2位:中国建設銀行(中国)時価総額:2,129億米ドル(約25兆円)

1位:中国工商銀行/ICBC(中国)時価総額:2,783億米ドル(約33兆円)

ご覧のように1位から4位までを製造業ではなく、中国の国策系の銀行が席捲するというランキングとなっている。

どの銀行も名称までは知っているものの、どのようなプロセスや発展を経て現在に至っているのかのまでは認知されていないだけに、これだけの時価総額をかかえる存在となっていることには改めて驚かされる。上海株も爆騰する時代なのだから当然かもしれないが、実業を押しのけた中国金融機関の上伸ぶりには少し恐さも感じる。

携帯電話会社として20位に中国移動通信がノミネートされているのにも、市場規模の違いを感じさせられる。中国系の製造業が上位に登場してくる時代がすぐそこまで来ているのだろうが、それを追い抜く形で金融機関が上位を独占している状況をどう捉えるかが重要だ。

こうした中国企業や銀行が、今後、中国国内で発生する可能性が高い「バブル崩壊」を、はたして国策で乗り越えられるのかどうかという点にも注目だ。

これだけの規模になると、中国の金融市場でデフォルトのような事態が起きた場合には、もはや自国内だけの問題では済まなくなる可能性が高い。公式発表の経済指標だけでは実態が掌握しにくい中国経済だけに、今後の成り行きをさらに注意深く見守っていくことが必要だろう。(ZUU online 編集部)

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