(写真=PIXTA)
50代の投資初心者です。家族構成は、妻と大学生の息子が一人います。投資は自分に無関係だと思っていましたが、最近、消費税が上がり、年金の受給が伸びるかもしれません。高齢者の貧困などをニュースでみていると、自分の老後に不安を覚えます。NISA口座なども新しくできたようですが、よくわからず手をつけていません。
初心者の場合、投資=大損するというようなイメージがあります。今ある預貯金の一部を投資にまわす予定です。投資をするということはある程度のリスクを許容しないといけないといいますので、そのあたりは覚悟ができているつもりです。投資で大損しないためには損切りの設定額を決めておく方がよいのでしょうか?
これからの時代、リスクをとらずに貯蓄のみしているということもリスクになってきています。端々で多少のリスクをとってもこれから投資や運用をしていく必要性を少なからず感じられているのだと思います。
今は会社員で、住宅ローンや息子さんの学費の支払いなどがあるということなので、その必要経費を除いたお金と今まで貯蓄しているお金を使って運用していくことになります。次に大負けしない方法ということですが、長期運用を心がけてください。
分散投資
大負けしないということですが、大負けのリスクを軽減するには、分散投資が効果的です。
しかし、分散するためその分大きな利益を生み出すということは難しくなるかもしれません。投資は少しずつ時間をかけて運用していくことが大切です。
売買のタイミング
投資の格言のひとつに、「もうはまだなり、まだはもうなり」という言葉があります。
もう底だと思う時は、まだ下値があるかもしれないと考えてみること、反対にまだ下がるのではないかというときは、もうこの辺が底だということを考えてみなさいという意味がこめられています。
まだもう少し上にあがるとおもっているとそこが天井だったり、もうこのあたりで底値だろうと思っているとさらに下がったりと、相場のタイミングをみるのは難しいところです。
微妙な相場の変化に対して、自分の独断的な判断が売買のタイミングを逃し、損することもあるかもしれません。そのためにも、長期での運用を考えることが大切です。
自分が投資した以上に負けないためには
通常、株式や投資信託など自分が投資した以上のお金で損をするということは起きません。また多くの場合、投資した企業が破たん、倒産などで上場廃止などにならない限りは、ゼロになるということもめったにありません。
しかし、レバレッジ取引などの自分が投資した以上のお金を使って取引をした場合、自分が投資した以上の損失を被るリスクがあり、実際にそれで大損をされているかたもいます。
大負けしないためには、こういう取引は避けるということも1つ方法です。
ドルコスト平均法
大きく損をしない方法としてドルコスト平均法という投資方法もあります。
毎月などあるきまった日数で、決まった金額を一定額買付けしていくことで、値段が平準化されることにより価格変動リスクを抑えられることができます。
初心者の場合は、最大ロス額の設定より、リスクの少ない商品に少しずつ分散して長期にわたって運用をしていくことが大負けをさける方法になると思います。(提供: ライブリー 退職金と未来のお金 )
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