◆明治ホールディングス <2269>
2009年、明治製菓と明治乳業が経営統合し、共同持株会社として設立されました。経営統合により、菓子、乳製品等の食品から医薬品までの幅広い事業領域を一元的にカバーできる体制となりました。2011年、グループ内事業再編により食品事業会社の「明治」、医薬品事業会社の「Meiji Seika ファルマ」を発足。
「明治」では、発酵デイリー(牛乳、ヨーグルトなど)、加工食品(チーズ、冷凍食品など)、菓子(チョコレート、ガムなど)、栄養(粉ミルク、スポーツ飲料など)の製造販売を手掛けています。一方、「Meiji Seika ファルマ」では、医療用医薬品事業(抗生物質「メイアクト」など)、生物産業事業(農薬・動物薬など)により製薬事業を展開。また、食品、医薬品それぞれで海外事業を行っています。
今期、来期ともアナリストは2ケタ営業増益を見込んでいますので、予想PERはやや高めで推移する可能性もありそうです。
◆三越伊勢丹ホールディングス <3099>
三越と伊勢丹の経営統合により2008年4月に誕生した持株会社です。主力の百貨店業をはじめ、クレジット・金融・友の会業、小売・専門店業、不動産業、その他の5事業を展開しています。三越は伝統的に富裕層に強く、伊勢丹はファッション商材を得意としています。連結売上高の約9割を百貨店業が占めています。
中国経済への不透明感から、インバウンド関連の一角として株価は夏場から大きく下げてしまいました。現在は、リバウンド局面にあるといえそうです。
※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
鈴木英之
SBI証券
投資調査部
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