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21 の通信革命、 MVNO の潜在性とは

仮想移動体通信事業者( Mobile Virtual Network Operator ・略称 MVNO )とは他社のインフラを借りて無線通信サービスを提供する事業者の事です。無線通信免許を得る事が出来る事業者(キャリア)は世界各国で制限がされています。日本ではNTTドコモ、au、ソフトバンクが有名ですが、多くても3~4社となっています。

しかし、これらのキャリアが保有しているインフラを利用してサービスを提供する場合、免許は不要となります。この点が事業参加者を拡大させている理由であり、特徴でもありますので覚えておきましょう。MVNOはキャリアには無い多種多様かつ、きめ細やかなサービスを提供する事がエンドユーザから望まれています。

MVNOは市場参加者全員がメリットを得られる事が特徴となっています。インフラを提供するキャリアとしてはキャリア間の熾烈な価格競争によるユーザ離れが進むよりはMVNO事業者にインフラを有効活用してもらった方が収益構造としては安定します。また、エンドユーザは限られたキャリアのサービスの中から自分に合ったプランを選ぶよりも、多くのMVNO事業者が提供するサービスを選んだほうが自分のライフスタイルに合った料金プラン、サービスを受ける事が出来るのです。

上記の様に株式市場においてもMVNOが提供するサービスは潜在的に高いポテンシャルを持っていると考えられています。利用するエンドユーザの節約志向はさらに高まると考えられ、関連株が注目を集めています。MVNO市場は2015年にも6000億円規模に成長する可能性があるとみられているようです。


MVNO で恩 を受ける 関連 株情

◆日本通信(b-mobile)
日本通信はイオンと協業して通信料金と本体代金を合わせて月額2980円というサービスを提供する事を発表、通信速度を制限する事で低価格な料金プランを実現する事ができたようです。これに関連した情報がトリガーとなり日本通信株は急騰しているようです。

◆エキサイト(BB.exciteモバイルLTE)
NTTドコモのXi、FOMAエリアに対応したLTEプランが人気上昇中の様です、SIMカードが3枚、データ容量3GBで1100円/月は業界最安水準とあって4月から月足レベルでも上昇を確認する事が出来ます。

◆その他
MVNO関連株は今後も増加すると考えられますが、現在の主な事業者は以下の様になっています。

NTTぷらら・・・ぷららモバイルLTE
ASAHIネット・・・ASAHIネット LTE
楽天ブロードバンド・・・楽天ブロードバンドLTE
NTTコミュニケーションズ・・・OCN モバイル ONE
@nifty・・・@nifty do LTE
BIGLOBE・・・BGLOBE LTE・3G
So-net・・・So-net モバイルLTE