Windows 10搭載のスマートフォン発売を日本でも発表したマイクロソフト。欧州での人気度はそこそこだが、本国の米国ではAppleやサムスンといった手強いライバルに押され気味という現状の中、パートナーシップとして選んだのは、米大手携帯会社スプリントと米モバイルペイメント・スタートアップのBokuだ。

スプリントに加入しているWindows 10スマホのユーザーは、昨年12月から自分の携帯、スマホで--つまりクレジットカードなどがなくても--ショッピングが可能になった。

「キャリア・ビリング」で売り上げUP

Bokuが採用している「キャリア・ビリング」と呼ばれるサービスは、ショッピングやサービス代金をユーザーの携帯電話料金に付加して請求するシステムで、もともとはデビットカードやクレジットカードの普及率が低い新興国向けサービスとして開発された。

カード情報の入力を必要としないため、消費者にとっては非常に安全性が高いという点で、新興国でも注目が高まりつつある。

米ベンチャー・ビートのインタビューに応じたBokuのジョン・プリドーCEOは、「新たなグローバル・ペイメント・システムの誕生だ」と、世界のマイクロソフトとの提携に興奮を隠せない様子である。

「売り上げを伸ばしたいのであれば、従来のカード決済からキャリア・ビリングに移行することだ」とプリドーCEOが自信満々でおススメする新ペイメント・サービスだが、日本版Windows 10フォンへの採用は未定だ。(ZUU online 編集部)

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