(写真=VERITAS INVESTMENT)
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「『デザイナーズマンション』ってよく聞くけれど、どういうものなのだろう?」と疑問に思ったことはありませんか。

デザイナーズマンションとは、一般的に「建築家や設計者が、建物の外観や仕様に意匠、工夫を凝らした個性的なマンション」のことを指します。また広くは、デザイナーやプランナーが普通の賃貸物件にないようなこだわりを内装に加えた物件を「デザイナーズ物件」と呼びます。つまり、建物の外観や間取りだけでなく、広い意味では家具や設備、壁紙などにこだわりを持たせたマンションも当てはまります。「デザイナーズ」の言葉に明確な定義があるわけではないのですが、「デザイナーズマンション」と呼ぶ際には、この2つの意味で使われていると考えて良いでしょう。

一般的なマンションとどう違うか

デザイナーズマンションといえば、「コンクリート打ちっぱなしの外観」に代表されるスタイリッシュなデザインの建物といったイメージがあると思いますが、そうした外観の特徴だけではありません。一般的なマンションと比べ、間取りにも特徴を持たせているのがデザイナーズマンションの特色の1つです。一般的なマンションは万人に受け入れられるような造りとなっていますが、デザイナーズマンションは「より快適な空間に住む」ために、床や壁の素材、キッチン、洗面化粧台にもこだわった造りとなっています。

室内什器の工夫も

また、最近増えてきているのが、居室内の「什器」にこだわったデザイナーズマンションです。什器とは、日常生活に使う家具全般を指します。ラックやテーブル・椅子はもちろん、小ケースなどの小物雑貨も含まれます。

リビングの壁一面が本棚になっているような壁面収納もその一例です。壁面収納を備えた部屋はあまり多くありませんが、お洒落な雑貨を飾る事もできますし、趣味で集めた本を一面に並べる事もできます。また、キッチン棚がそのままダイニングテーブルとつながっているようなものもあります。調味料などの収納やカトラリーの出し入れにも便利です。

デザインだけでない点が大切

「デザイナーズマンションは、デザイン性重視で住みにくい」という声もあり、確かにデザイン性を優先したために機能性が損なわれているような物件もあります。建築デザインは、住みやすさを考えて設計されなければ、本来の役割を果たしていません。機能的で住みやすく、その上でデザイン性が高いものが、付加価値の高い本物のデザイナーズマンションです。家事がしにくいコンロの配置では、料理好きの人にはマイナス要素になります。投資するならば、機能性も大切にした物件を選ばなければなりません。

家賃が高くても住みたい

デザイナーズマンションの家賃は、凝ったデザインの外観や内装にしている分、高めに設定されることが多いです。しかし、デザイナーズマンションの中には入居待ちが出るほど人気物件もあります。「他人とは違う部屋に住みたい」「自分の好きな建築家が設計した部屋に住んでみたい」というこだわりを持った人も少なくないのです。建築家や設計者が外観や間取りに工夫を凝らした物件は、自分の感性が合えば、言うことなしの物件となるのです。オーナーの立場で考えると、土地柄や平米数にとらわれず、高い家賃の設定ができ、かつ入居率も高いというメリットがあります。

副次的なメリットも

(写真=VERITAS INVESTMENT)
(写真=VERITAS INVESTMENT)

「デザイナーズマンション」といえば、コンクリートの打ちっぱなしで、壁が少なく広々とした空間を演出しているものが多かったものですが、実はこれも理由があってのことです。外壁やコンクリートの内側に立てるボード、クロスを使わないことで、入退去の際のリフォーム工事が少なくなり、ランニングコストが少なくなるという配慮がされているのです。また、デザイナーズ物件の入居を希望する方は、比較的、収入の高い方が集まりやすく、家賃を滞納することや居室内がひどく汚されるような事が少ない傾向にあります。そうした心配が薄れるという点では、オーナーにとって副次的なメリットがあると言えます。

まとめ

デザイナーズマンションには、外観やエントランスなどの共有部分に意匠を凝らしたデザインのものが多く、居室も工夫されているので入居者にとってみれば普通の物件にはない魅力があります。また、マンションオーナーの立場で見ても、周辺相場よりも高い家賃設定ができ入居率も高めることができます。こうした事から、デザイナーズマンションに投資するオーナーが増えているのです。

(提供: マンション経営ラウンジ

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