(写真=PIXTA)
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おはようございます。今日も寒い朝ですが大きな月が綺麗に輝いていました。「朝活」と言うことばも最近は聞かなくなりましたが、株式相場に携わる人間であれば、やはり朝方の人が有効なのではないかと思います。米国市場の影響も大きいのですし、株式市場が始まるまでの準備はしっかりとしておくことが必要でしょう。

相変わらず落ち着きのない相場となっていますが、米国の株式市場などを見ていても、特に不安があるという感じではありません。米国での決算動向は比較的好調という感じですし、日本市場でも原油安メリットなどが全く無視されている感じですが、決算発表が本格化するなかで見直されることもあるのでしょう。

米国株が大幅高となったことや為替が円安に振れたことから買い先行となりそうです。米FOMCを控えて買戻しを急ぐ動きと思われますが、日本市場でも週末の日銀の金融政策決定会合も控えており、いったん買戻しを急ぐ動きも出て来そうです。売られすぎた主力銘柄も多く、決算発表が本格化するところで、好決算が期待されるものの買い直しの動きも出て来そうです。

昨日の急落を埋めて再度1万7000円台乗せとなるかどうかというところですが、1万7000円を割り込むと買いが入るという印象となるかどうかという感じです。しっかりと1万7000円台固めとなってくると思われます。本日から実質的に2月相場と言うこともあり、オイルマネーやファンド筋の売りが止まる可能性もあり、一気に戻しそうです。

本日の投資戦略

世界的に投機的な動きに振り回されている感じです。昨日の米国市場も前日の大幅下落と一気にセンチメントが変わり、大きな上昇となりました。日本市場も同様ですが、非常に変動が激しく、なかなかついて行けない感じです。

こうした時はしっかりと大きな流れを見て、我慢するところは我慢するということが大切なのではないかと思います。そして、テレビなどで株式評論家などがいう言葉に惑わされないということも大切です。人の不安を煽るような文言が並ぶだけで市場の雰囲気をしっかりと伝えているとも思えず、新聞などでも悲観的な記事ばかりが大きく取りざたされている感じです。中国の株式市場など世界経済や日本経済にとって、ほとんど全くと言って良いほど関係ないのですから、ちょっとした目先筋の煽りには惑わされないようにすると良いと思います。


清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 <現・ アルゴナビス > 、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。 メールマガジン も配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

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