kakei_minaoshi
【Sponsored】(写真=PIXTA)

4月からスタートした電力自由化で電気料金が安くできると話題になっている。これまでは基本的に電力会社から買うしかなかった電力。自由化で電力会社以外の企業も新規参入できるようになった。各社が価格・サービス競争を繰り広げており、消費者はオトクな会社を選べるようになったのだ。消費税のさらなる増税、社会保障費が少しずつ高くなってく中で、電気料金をはじめとした固定費を見直したいという人は多いはずだ。

■見直したい固定費 通信費、住宅ローン、そして……

家計の見直しにおいて固定費の見直しは有効だ。毎月の額はそう多くなくとも1年単位など長期で見ると高額になる。固定費は電気料金以外にも、水道料金、ガス料金のほか、新聞代、定期購読雑誌代、スポーツジムの会費などさまざまだ。

見直しの対象としている人が多いのが通信費ではないだろうか。ドコモ、au、ソフトバンクなどの大手キャリアから、MVNO(仮想移動体通信事業者)による格安スマホ、各社SIMへの切り替えを考えている人は多い。楽天モバイルやY!mobile、イオンモバイル……最近ではLINEも参入を決めた。

もし「電話会社は変更したくない」「大手のほうがいい」という場合でも、加入プランを見直しするといいだろう。使っていないオプションを外すなどすれば、意外な節約になるはずだ。

「人生の3大出費」に必ず含まれているのが固定費である住宅費だ。特に住宅ローンを組んでいる人は借り換えで返済額を減らせる可能性がある。一般的に諸経費を考慮してもなお総返済額が減額できるとされている条件は「残返済年数10年以上、残高1000万円以上、金利差1%以上」だ。現在の金利はフラット35でも2%を切るものが多数存在する。条件に当てはまる人は検討したほうがいいだろう。

■忘れがち? 保険も固定費の代表

毎月定額で支払われることの多い固定費の中でも、トータルで大きな額になるのが保険だ。

例えば、毎月の保険料が3万円とし、30年支払い続ければ、支払総額は1080万円。この契約をした人すべてが、「トータルで1000万円の買い物をする」というつもりで契約しただろうか? 中には「毎月3万円なら支払える」と決めてしまった人もいるのではないだろうか。

もちろん、いくら総額が高くても必要な保障が得られるならそれでもいい。しかし保険契約後に結婚や出産などで状況が変われば、必要な保障額は変わるため、定期的な見直しは必要だ。

また昔はなかった新しい商品が誕生していることもある。医療技術の進歩にともない、保険が適用される医療行為の種類も増えている。10年前の保険で給付の対象にならなかった手術が、最新の保険なら対象になることもある。

一度は入ったものの要らない保障だったと思えるものは外せばいい。また同程度の保障が得られる新しい商品に加入すれば、毎月の保険料が下げられるかもしれない。

保険は「入ったら終わり」ではなく、時々見直ししたほうがいい。ただ保険は種類も多く、商品も複雑だ。本で勉強するなど知識をつけても、一人で決めるのは難しい。

その場合は保険のプロに相談するのも一つの手だ。無料で相談できる保険ショップや訪問型FP相談も増えている。

無料で保険相談サービスを提供している保険マンモスは、FPが相談者の自宅、勤務先やその周辺まで来てくれる訪問型に特化している。店舗型の場合は、近くに店舗がないと不便だ。また知り合いに相談窓口に出入りしているのを見られるのが嫌な人もいるだろう。

一方、訪問型の場合は自分の都合の良い自宅やカフェを指定できるため、大きな買い物となる保険商品に対し、落ち着いて意思決定することができる。

新年度が始まり何かと慌ただしい4月も半ばを過ぎ、そろそろ落ち着いてきた頃だろう。週末の休みやゴールデンウイークなどに、旅行や外出を計画している人も多いはずだ。そこで、ほんのすこしだけ時間を割いて、現状のお金の使い方を見直し、将来について思いをはせてみてはどうだろうか。

まとまった時間がとれるときや、年度が始まったばかりの今のような時期にこそ、手間のかかる家計・保険の見直しにはピッタリと言えるのではないだろうか。