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【材料】
・医師からの処方箋を持って薬局で薬を購入する
【Point】
①薬にはジェネリック医薬品と新薬の2種類がある
②同じ成分等でもジェネリック医薬品の方が安い
③2種類の薬のどちらを選ぶかは自分自身
④薬を選ぶときは、薬剤師と相談する
※糖尿病で薬を1日2回1年服用した場合の新薬とジェネリック医薬品の健康保険3割負担の差額
最近では、ジェネリック医薬品(後発医薬品)という言葉を耳にする機会が増えてきました。
このジェネリック医薬品とはどのような薬か知っていますか?薬代の負担を軽減させるだけでなく、赤字が続く日本の医療制度を維持していくためにもとても大切な薬なのです。
薬も診察と同じように健康保険を使う場合、自己負担が3割です。毎日薬をずっと飲み続けなければならないときなど、結構なお金がかかると思います。お医者さんを選ぶ時代の今、薬も自分で選ぶことが求められているのです。
日本のジェネリック普及率は23%
ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、新薬(先発医薬品)と同等の有効成分を含み、効き目や安全性が同じであると厚生労働省が承認した安価な薬です。
新薬を開発するには多額の資金がかかり、他の会社が利用できないように特許をとりますが、その期間を過ぎるとどの会社でも同じ有効成分の薬を製造することができるようになります。そのような経緯で製造された薬がジェネリック医薬品です。研究開発の費用がかからないことから新薬よりも3割から5割程度安くなる場合が多いようです。
現在、ジェネリック医薬品の日本での普及率は約23%ですが欧米諸国は60%を超えています。また、ジェネリック医薬品は、次々と開発されていて、生活習慣病をはじめ花粉症や風邪などにも使用することができます。今後はもっと普及が進み、さらに多くの病気に使用できるようになるのではないでしょうか?
薬は自分で選ぶもの
病院では、医師の診察時、薬局では処方箋を薬剤師に渡すときに「ジェネリック医薬品に変更できますか?」と聞いてください。薬を決めるのは医者ではなく、実は自分自身なのです。
現在は医師の処方箋に書かれた薬が、製品名ではなく一般名(成分名)で書かれたケースが増えています。一般名で書かれたケースでは、薬局において先発医薬品がジェネリック医薬品か選択することができますので、薬剤師に相談をしてください。また処方箋に先発医薬品の製品名が書かれていても、医師の変更不可サインがなければジェネリック医薬品に変更することができます。
自分自身で薬を選ぶ時代。ジェネリック医薬品には、メリットもあればデメリットもあります。単に「安い」からと安易にジェネリック医薬品を選ぶのではなく、自分が服用する薬について説明を受け、そのうえでジェネリック医薬品を利用するのか新薬を使用するのか自分で選択することが肝要です。
【執筆者プロフィール】
菅田芳恵 社会保険労務士/ファイナンシャル・プランナー
愛知大学卒業後、証券会社、銀行、生命保険会社、コンサルティング会社に勤務した後、49歳から2年間でCFPや社労士等7つの資格を取って独立開業。現在は13の資格を活かして、セミナーや研修講師、企業のコンサルティングを行っている。(提供:
マネーゴーランド
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