②カードの不正利用の検知〜米スタートアップBillGuard〜

これはアメリカのスタートアップの例なのですが、 BillGuard という会社が面白い取り組みをしています。
米国では、クレジットカードの不正請求が問題になっています。その金額は年間約70億ドルにも上ります。

こうした不正請求を個人がカード会社に対し証明することは困難なため、BillGuardが登場しました。
BillGuardが取り扱っているビックデータは、本人のカードでの過去の購買履歴や、他の利用者が被害にあった不正請求の情報、またFacebookやTwitterなどのSNS上の書き込みにまで及びます。
これらの情報を総合的に分析することで、BillGuardはクレジットカードの不正請求の可能性のある項目を検出するサービスです。利用者はBillGuardから指摘された項目を、スムーズにカード会社に問い合わせることも可能です。

以上、ビックデータの良くある利用例などお届けしました。
この他にも金融関連でのビックデータの活用法には、SNS上での書き込みをクレジットカードの与信管理の参考情報に加えたりといった例まであるそうです。
技術の進歩は、新たなサービスを考える上で大事なポイントになりますので、ビックデータ関連の話題はまた折に触れてお届けしたいと思います。

BY TOMB

参考: ビッグデータと金融サービス