近隣からの苦情や大きなトラブルは無し。結婚相手は実は……

airbnb_host03
ウォールステッカーで部屋をデコレーション(写真=IOさん提供)

これまで順調なようですが、困ったことやトラブルはこれまでになかったのでしょうか。

「安全面では、大きなトラブルはないですね。ご近所からの苦情も、今のところはありません」。隣のマンションの管理人から、ゲストの喫煙マナーで注意を受けたことがあるそうですが、ホストとしてゲストに喫煙場所を案内することで対応したそうです。

それではどんな人がホストに向いているのでしょうか。

「海外旅行や海外生活の体験がある方は、向いているのではないかと思います。あとは、例えば洗面所や浴室が、とても汚れることがあります。最初は驚きましたが『こんなものかな』と受け入れて対応しています。毎日、家の中に外国から来た他人がいるわけですから、あまり神経質にならずに、(多様な習慣を持つ)ゲストを迎えることができる人が向いていると思います」。ゲストが滞在する部屋には、内側から施錠ができる鍵を付けています。玄関は、鍵を紛失する人がいると困るのでパスワード型を採用しているそうです。

今ではIOさんのご両親も、保有するアパートの一室をAirbnbに登録しています。一度、ご両親のゲストがトイレの便器を破損したためAirbnbに連絡をしたところ、当事者間で話し合って欲しいということで補償が無かったことがありました。Airbnbに求める改善点として、「(トラブルが起きた時には)積極的に介入して欲しい」と話します。その方が、安心してホストができるそうです。

Airbnbのような家主とゲストを結ぶサービスは登録制になり、利用者の安全を図るために、取引条件の説明などが義務化される見通しです。家主とゲストの双方が、安心して民泊を利用できるように法整備が進んでいます。

ホスト体験の話題の中で「私たち」と話していたIOさん。実は、ゲストとして宿泊したアメリカ人男性と結婚されたそうです。今では旦那さまと一緒に各国からのゲストを迎え入れています。1人で始めたホストから、憧れだった「ホストファミリー」になりました。(提供: 民泊投資ジャーナル

【オススメ記事 民泊投資ジャーナル】
Airbnbホストは必見!泊まりたくなる部屋の紹介法
大田区担当者に聞いてみた「民泊」の実態
始めるまで分からなかった 不動産経営の意外な「良かった事」「苦労話」
忙しいビジネスマンでも不動産投資ができる! サブリースの活用
都心or地方!? どっちがお得? エリアによる利回りや価格、投資戦略