ビリオネア(資産総額10億ドル/約1024億円以上の超富裕層)に関する調査「Wealth-X Billionaire Census」の2016年最新版によると、ビリオネア層が史上最高の2473人、総資産額は7兆7000億ドル(約708兆500億円)に達した。

昨年と比較すると、人数は148人、総資産額は409億ドル(約4兆1390億円)の増加を見せており、「貧富の差もどこ吹く風」といった風潮が、新たな記録に反映されている。

ビリオネアの資産規模は1024億円から5兆円以上まで様々

世界の富裕層を資産額に応じてピラミッド状に区分けした場合、ビリオネアは頂点に位置する最も裕福な層だ。

レポートを発表した国際資産情報会社、ウエルスXは、その頂点層の富を分析するためにさらに6つの層に細分化している。

資産総額10億ドルから20億ドル(約1024億2000万円から2048億4000万円)が最も多く、1288人で、総資産額は1兆6200億ドル/約164兆2356億円。

20億ドルから50億ドル層(約1024億2000万円から5121億円)は813人で2兆2800億ドル/約231兆1008億円。50億から100億ドル層(約5121億円から1兆242億円)は224人で1兆2500億ドル/約228兆600億円。100億ドルから250億ドル層(約1兆242億円から2兆5605億円)は110人で1兆3400億ドル/約135兆8224億円。

250億ドルから500億ドル層(約2兆5605億円から5兆1210億円)は極端に少なくなり、33人で8億7000万ドル/約881億8320万円。500億ドル層(約5兆1210億円)以上はたったの5人で、3230億ドル/約32兆7393億円となる。

しかし当然ながら、10億ドルから20億ドルの層の平均資産12億5776万ドル(約1273億9851万円)であるのに対し、500ドル億以上の層の平均は646億ドル(6兆5413億円)と、驚くほどの大差がでている。

ひとことにビリオネアといっても、所有する富の規模は異なるのだ。