マイホームより先に収益不動産を!
「貧乏人はお金を出して負債を買い、金持ちはお金を出して資産を買う」という言葉があります。マイホームはまさに「負債」で、住んだ瞬間から資産価値が激減し、売却してもローン残高にも達しないというのが一般的です。
これに対して収益不動産は、文字通り利益を生み出す資産であり、長期にわたってキャッシュフローを稼ぎ出してくれます。いわば、こんこんと水が湧き出る泉(資産)を手に入れるようなものです。もしもマイホーム用資金を貯蓄しているのなら、まずは収益不動産に投資し、そこから生み出されるキャッシュフローをマイホーム資金に回すべきなのです。
教育費も見直しを
教育費も、家計の中で大きなウェイトを占めます。
「教育こそ、最良の“投資”」と考える親心はよく分かります。確かに以前は、高卒と大卒とでは生涯賃金の差が4,000万円ほどありました。しかし、ロボットや人工知能によって、人間の仕事が奪われることさえ懸念される今、労働や賃金体系に大きな変化が生まれることが懸念されています。少なくとも、学歴がそのまま生涯賃金を約束するとは言えなくなるでしょう。
むしろ、第二の収入を約束してくれる収益不動産を子供に残したほうが、堅実で安心なはずです。そういう意味では、過度な教育費を見直して、収益不動産取得のための自己資金作りに回すことは、実は子供ためなのかもしれません。
「100万円を貯蓄するのにも苦労しているのに、1,000万円を貯蓄するのは不可能だ」と思われる方がいるのも無理はありません。しかし、繰り返しますが、生涯消費2億円から見た場合、1,000万円とはわずか5%程度なのです。
家計の中で大きなウェイトを占める住居費をいかに抑えるかが鍵です。若い間は「遠くて古い物件」で我慢し、マイホームよりも収益物件を先に手に入れることを心掛けるべきです。自己資金を蓄え、収益不動産を将来に残すことができれば、それは自分や家族の保険となるのです。重要な選択肢ですから、見誤りのないように検討してください。(提供: 不動産投資ジャーナル )
【関連記事 不動産投資ジャーナル】
・
平成28年度税制改正で規制が入る「不動産投資に関する消費税還付」とは?
・
日銀のマイナス金利が不動産投資に与える影響とは?
・
不動産投資の成否のカギは対象エリアでの賃料相場の把握
・
規制緩和でAirbnbでの空室運用が実現!?高稼働率の実現も夢ではない
・
ROIを自分で計算できるようになりましょう! 不動産投資の重要指標