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(写真=PIXTA)

賃貸住宅のオーナーにとっても、不動産業者にとってもメリットのある賃貸不動産のサブリース制度。ただし、この制度はさまざまな「悪用」も可能といわれています。安定収入を得るための制度活用が、契約事項を見逃したがために、大きな不利益となっては問題です。

今回は、不動産投資のサブリース契約で気を付けるべき3つのポイントについて押さえましょう。

サブリース契約とは?

サブリースとは、「又貸し」「転貸」を意味する英語です。賃貸マンション・アパート経営では多くの場合、不動産業者(以下、業者)がオーナーから賃貸用の住居全戸を一括で借り上げて、居住者に「転貸」するケースで使われます。業者は居住者から家賃を受け取り、オーナーに対して賃料を支払います。このサブリース制度は、20年ほど前から大手の不動産会社が導入し、日本全国に広がっています。

サブリース契約で賃貸オーナーが気を付けること

サブリース制度では、契約内容が重要です。なぜなら、中には悪用する人もおり、自分たちに有利な内容でサブリース契約を定め、「何も知らない」賃貸オーナーへ持ちかけることがあるからです。よく分からないままに署名、捺印をした結果、オーナーが一方的に不利益を被ったというようなニュースをたまに見かけます。

それでは、オーナーはサブリース契約を結ぶにあたり、どのような点に注意が必要なのでしょうか。