テクノロジーの進化にあわせて窃盗犯も進化

比較的新しい車種には、盗難防止のイモビライザー(埋め込み式のICチップと、車体が装備しているCPUが一致した際にだけ走行可能になるロックシステム)などが装備されているため、それほど簡単には盗まれないと思われがちだが、実際はそうでもない。

昨年発売されたばかりの新車種でも、日産アルティマは1104台、クライスラー200は1069台、トヨタ・カムリは923台など、多数の被害がでている。

全米保険犯罪局(NICB)のジョー・ウェールレCEOは、「最新のテクノロジーには、最早それほど効果がない」と、テクノロジーに強い車の窃盗犯が増加している点を指摘している。

各自動車メーカーが盗難防止目的の技術開発に励む一方で、これらの犯罪者たちも日々ハッキングのテクニックに磨きをかけているという。

昨年米国で最も盗まれた10車種

10位 シボレー・インパラ(9225台)
9位 ダッジ・グランドキャラバン(9798台)
8位 日産アルティマ(1万374台)
7位 トヨタ・カローラ(1万547台)
6位 ラム・ピックアップ/フルサイズ(1万1212台)
5位 トヨタ・カムリ(1万5466台)
4位 シボレー・ピックアップ/フルサイズ(2万7771台)
3位 フォード・ピックアップ/フルサイズ(2万9396台)
2位 ホンダ・シビック(4万9430台)
1位 ホンダ・アコード(5万2244台)

(ZUU online 編集部)

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