3. 部屋を内覧した人への、ちょっとしたメッセージを置いてみる
上述のような営業活動を積極的に行えば、内覧に来てくれる人もぐっと増加するでしょう。
しかし、逆にサイトやマイソクに情報を盛りすぎて、実際に見た人から「イメージと違う」と失望されてしまうこともあります。「写真で見たよりも狭かった」「サイトで見えない細かい所が汚れていた、錆びていた」などの悪印象をもたれるとなかなか入居してもらえません。
そこで三つめとして、内覧に来られた方への対策も、申し込み間際の最後の一押しとして抜かりなく行っておきましょう。
部屋を綺麗にしておくなどは当たり前です。これに、内覧者へのメッセージを室内に置いておくというのも一つの手段です。「当物件を内覧してくださり、ありがとうございます」という感謝のメッセージがあるだけで印象がよくなります。
また、物件のある街自体を好きになってもらえるように、周辺の買い物スポットや遊ぶ場所、生活に必要なお店や役所などをまとめた地図や簡単なパンフレットを作っておくと、「ここに住むと、こんなに便利なんだ」というアピールにもなるでしょう。初めて内覧に来た人には、周辺の利便性は分かりにくいものです。こうした手段で住環境のよさをアピールできれば、物件自体の不利な条件(築年数など)もカバーできるかもしれません。
さらに、自分で物件周辺ののぼりを立てる、「入居者募集中」といったパネルを付けるというのも、古典的ですが有効です。
賃付けのためにオーナーができる営業活動について説明しました。
収益物件を持つオーナーとして、賃貸付けは常に意識しておくべきテーマです。特に新年度に向けた繁忙期で賃借人を逃してしまうと、1年間入居者が見つからないという悲惨な事態も起こりえます。最悪の場合、収入よりも支出が多くなれば物件を手放さざるを得ません。特に築古物件の客付けはどうしても不利になるため、自分でできる最大限の営業努力は怠らないようにしましょう。(提供: 不動産投資ジャーナル )
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