管理会社を選ぶときに確認したいポイント
次に管理会社を選択する場合のチェックポイントを挙げてみよう。管理会社を選択する場合は、できれば3社程度の管理会社を比較してみるとよい。その際、ここで挙げるポイントに注意が必要だ。
● 管理会社の事業継続性
・ 長い管理経験を持っている
・ 財務面で安心できる。可能ならHPなどで財務諸表を確認する
・ 国土交通省の日本賃貸住宅管理協会、または公益財団法人日本賃貸住宅管理協会に加盟している
・ 地域密着の管理をしている
● 信頼性
・ 担当者、またはその管理者が信用できるか、迅速な対応ができるか
・ 管理料に見合う仕事内容か
・ 定期的に送られてくる管理運営の業務報告が適切であるか
・ 担当者が頻繁に変わらないか
・宅地建物取引士、FP(ファイナンシャルプランナー)、マンション管理士、賃貸不動産経営管理士などの資格保有者が多いか
・セミナーや会報誌、メールなどで定期的に役立つ情報を送ってくるか
● 空室対応力
・ 入居者の審査基準が明らかになっているか
・ 空室率を常に意識しているか
・ 所有物件の空室率が常に明示されている
・ 家賃滞納を保証する体制が整えられているか
・ REINS(レインズ)に募集情報をできるだけ早く掲載しているか
・ 築古物件の修繕履歴などがきちんと管理されているか
● 管理能力
・ 万が一の時に24時間、365日対応できるか
・ システムを使って、入居者、オーナーなどの管理がしっかりなされているか
・ 更新時、退去時の事前通知が、オーナー、賃借人にきちんとなされているか
・ 管理物件の長期修繕計画が入念に立てられているか
このように管理会社が行う業務は、多岐にわたっている。オーナー側は管理会社に対して、すべてお任せしたい気持ちになるのもとてもよくわかるが、「管理会社は自分のパートナー」というスタンスで臨むことが成功への第一歩だ。
特に優れている管理会社かどうかを見極める点は、募集条件の提案力と実際の募集力である。空室を埋めるべく仲介業者をどれだけ知っているか、空室を埋めるべく新たなサービスをどのようにしていくかなどを確認したい。また、新たな契約を管理会社と締結する場合、解約条件、管理費用、急なトラブルに際して事前承認なしの費用などを確認して、できるだけ漏れのないようしたいものだ。(提供: みんなの投資オンライン )
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