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(写真=PIXTA)

就職すると同時に入った生命保険、子どもが生まれ将来に備えて始めた学資保険、どちらも安心を得るため支払い続けているつもりでも、実際の生活に即さない運用になってしまっていることがあります。

投資にしても同様で、何も見直さず運用し続けることがどれほど機会損失になるか、考えてみたことがあるでしょうか。国内外における経済情勢が加入当時から現在までどれほど変遷してきたかを考えれば、答えは明白です。

今すぐ保険と投資を見直したいときに、どちらを優先すべきか考えていきます。

現在、加入している保険商品の「賞味期限」を知る

世の中は刻々と変化し、それに伴うリスクも変化しています。

例えば、近年の自転車ブームにより交通事故が急増しています。そのため、自転車の加害事故に対する補償にきめ細やかな対応をしてくれる保険を検討する人が増えています。

人の流動が激しさを増す昨今、日本から一度も外へ出たことのない人でも国内には存在しなかった病原菌による重篤な疾病リスクに直面することもあります。その他にも、ガン治療で受けられる先進医療に対する補償の範囲は年々広がりを増しています。

保険商品を見直すには、時代の移り変わりで生まれる新たなリスクにどこまで対応できるのか、それが自分にとって必要なのか考えながら確認するところから始めましょう。期限が設定されている保険は、満期の時期も確認してください。いざというときに役に立たないのでは困るので、加入している保険商品の期限はきちんと把握しておきましょう。

低金利が続く今、1つの保険商品で保障と貯蓄がお手軽にできるタイプから、自分が本当に必要な保障だけに絞った保険に切り替え、貯蓄は投資運用で形成するスタイルも有効です。出費を単に抑えようと削るのではなく、保険、貯蓄、投資のそれぞれの役割を明確にしましょう。