夢のマイホーム。
住宅の購入は、多くの人にとって「人生で最大の買い物」ではないでしょうか。

では、人生で2番目に大きな買い物は何でしょう?

それは保険です。年間の払込保険料の平均は38万5000円です。38万5000円を30年間支払うと1155万円、40年間支払うと1540万円になります。

今回は、人生で「1番目と2番目」の大きな買い物がお得になる話をしましょう。

住宅ローンを組むと保険がダブる?

住宅ローンを組む際に「原則として」入らなければならないのが団体信用保険(団信)です。

団信は生命保険です。
住宅ローンの契約者が死亡したときに、残りの住宅ローンのお金、つまり残債を団信が借金の肩代わりをして、すべて支払ってくれる保険です。

銀行で住宅ローンを借りる場合は「原則として」団信に入ることが必須となります。そうしないと「もしもの場合」銀行が負債を被ってしまいます。当然、住宅ローンとは別に団信の保険料も支払わなければなりません。

銀行が住宅ローン契約者にかける死亡保険、それが団信です。

でも、すでに別の生命保険の死亡保険に入っている場合は、ダブってしまうことになりますね。実は、ここが節約できるポイントで生命保険の保障額を少しだけ下げることができます(※死亡保険を全部やめてしまうのではありません。住む場所は確保できても「もしも」に備え生活費や教育費の保障も用意しておきましょう)。

ちなみに、住宅ローンはクレジット払いができません。しかし、フラット35の団信の支払いはクレジット払いが可能です。ですからクレジット払いでポイントもゲットするとさらにお得になります。

団信に入るよりも収入保障保険を使う方が安い

繰り返しますが、銀行で住宅ローンを組む際は団信への加入が「原則として」必須となります。ただし、あくまで「原則として」であり、例外もあります。

住宅支援機構の「フラット35」で住宅ローンを組む際は、団信への加入は任意となります。ここで団信に加入しないという選択もできますが、絶対にお勧めはできません。団信への支払はなくなりますが、死亡したときに、残された家族に対して迷惑をかけることになるからです。

では、他に良い方法はないのでしょうか?

もちろん、あります。実は、団信よりも「収入保障保険」のほうが安いのです。団信も元本が減っていくと保障額も減っていきます。収入保障保険も年々保障額が減っていく仕組みです。この保険を使って、住宅ローンの残債を上回る保障額の保険に入れば、住宅ローンの保障に備えながら、教育費・生活費の両方に備える事ができるのです。