FX,始め方
(写真=Thinkstock/GettyImages)

誰でも気軽に始められる投資の方法として、FX取引が注目を集めている。為替相場の上がり下がりで損得が決定する単純明快な仕組みのため、サラリーマンの小遣い稼ぎや、主婦層にまでその利用が広がっているのだとか。そうは言っても“投資”と聞くと身構えてしまう人も多いだろう。ということで、誰でも簡単に実行できるFXの始め方を、マニュアル的に解説していきたい。


始めるにはどんな準備が必要か

FXを始めるために必要なものは何か。簡単に言ってしまえば大きくは2つだ。それは「資金」と「口座」である。資金とはもちろん通貨を購入するために必要なわけだが、それはFX取引の準備としては「証拠金」という形で必要となる。

証拠金とは担保として必要なお金のことだ。証拠金は実際の取引額より少額でいいが、FXでは証拠金の数倍〜数十倍の取引が可能である。具体的な金額で言うと、予定している取引の規模にもよるが、最初の段階では10万円前後の証拠金が一般的ではないだろうか。多くのFX業者では、1万通貨単位での取引となるため、余裕がなければすぐに取引が終了となってしまう。

その証拠金を入れておくために、FX取引専用の口座を開設する必要がある。FX用の口座はまず取引するFX業者を決めて、そこの案内に従って開設すれば良い。

現在、大抵のFX業者では24時間口座開設を受け付けており、手数料もかからない。ウェブ上で申し込みを終えたら、業者から書類等が届くのを待つだけだ。審査が早ければ開設したその日〜翌日には取引を始められるだろう。

FXで損しないためには

せっかく始めたFXで儲けを生み出すにはどうすればよいか。当たり前だが、損さえしなければいいのだ。FX初心者が陥りがちな損をするパターンはいくつかある。

ひとつはスプレッドを軽く見ている場合だ。スプレッドとは取引の際に発生する手数料のことで、これが実質FX業者の儲けとなる。スプレッドは企業によってまちまちだが、これが少ない方が当然コストは低くて済む。その差はわずか数銭〜1銭未満と一見大した違いではないようにも思えるが、ここを軽く見ていると後々痛い目に遭う。

業者を選ぶ際には必ずスプレッドには注目しておきたい。スプレッドは小さいにこしたことはないが、あまりにも無理な設定であるとその企業自体の存続にも関わるため、企業の安定性も視野に入れておくべきだろう。

また、神経質になりすぎないことも重要だ。FXは運によるところも多いため、本来大勝するよりも損を全く出さないようにする方が難しい。損切り、つまり損失がいくらに達したら待ちをやめて決済、ということを決めておけば、取り返しのつかないことになったりすることは避けられる。

1円でも利益が出るまでは待ち続ける、というような強固な姿勢がトータルではかえって損失を招くこともあるのだ。損切りなど自分の中での鉄則を守れない人は、システムトレードで自動売買などを選択するのが無難かもしれない。

知っておきたいFX専門用語

FXには、初心者にはわかりづらい専門用語がいくつかあるので代表的なものを紹介しておく。まずは「レバレッジ」。これはFXならではのもので、証拠金の項でも説明したように、FX取引では実際に預けた金額の数倍〜数十倍の金額を取引することができる。

この倍率がレバレッジであり、日本では個人口座の場合25倍までが認められている。レバレッジを大きくかけるほど大きな利益は見込めるが、ハイリスク・ハイリターンでもあるため初心者は小さめの金額から始めるにこしたことはない。

次に「通貨ペア」。これは文字通り通貨の組み合わせのことで、もっとも代表的なものがドル/円の通貨ペアだ。通貨ペアに関連して「スワップポイント」という言葉がある。これは簡単に言うと金利のことで、通貨ペアのうち金利の高い方を保有していると、そのペア間の金利の差額がもらえるという仕組みになっている。また、金利の低い方を保有していると、スワップポイントがマイナスとなるので、逆に支払う必要が出てくる。

既に説明した「スプレッド」をはじめ、知らなければ確実に損をする用語もあるので初心者は要注意だ。

初心者におすすめのFX業者

初心者におすすめできるFX業者を3つほど紹介しておく。まずは「外為オンライン」。顧客サポートが充実しており、無料セミナーや電話サポートでFXの知識を身につける機会があるのが嬉しいところだ。

また、少額から取引ができ、システムトレードによって利益を出すことがかなうのは「トラリピ」。売買を頻繁にしてくれるので損失を出しにくい。その時利益が出ている設定がランキング表示されるので、同じ設定を選択するだけで自動トレードを行ってくれるので、サイトに張り付く必要もない。

少し慣れてきて、そうした頻繁な取引を自分で行い、より利益を出したいのであれば「GMOクリック証券」がおすすめだ。なんといってもスプレッドが低く、デイトレードに向いている。高スワップでも人気で、取引高世界一位を誇るサイトだ。

ここまで初心者向けにFXの基礎部分を説明させてもらった。準備の項目で書いた通り、資金を用意して口座を開設しさえすればFX取引を始めることは容易いが、やはり専門用語をはじめとした知識をある程度はカバーしておかなければ安定して利益を出すことは難しいだろう。

初心者が比較的損を出さないようにする方法としては、小さな金額の取引から初めることが良いとされている。少しずつ経験を積み、FXのコツや流れを掴むことが大事といえよう。