お金の教養,診断
(写真=PIXTA)

デフレへの回帰やマイナス金利導入など、我々を取り巻く環境には不安がついてまわるが、こういう時にこそ、お金の教養をきちんと身に着け、自己防衛できるように備えなければならない。経済用語や数字が並び、難解なイメージのある金融分野だが、どのように金融リテラシーを身に着け、お金に関する教養のレベルを上げることができるだろうか。

そもそも金融リテラシーとは?

金融経済教育研究会の報告書によると、最低限度身に着けるべき金融リテラシーとして、家計管理、生活設計、金融知識及び金融経済事情の理解と適切な金融商品の利用選択、金融商品の利用に際して外部の知見を適切に活用する4点を挙げている。

しかし、実際には自分自身にどれほどの金融リテラシーが備わっているのか把握している人は少ないだろう。それを推し量る1つの方法を、日本唯一の総合マネースクールを運営するファイナンシャルアカデミーが紹介している。それによると、金融リテラシーは、考え方、貯め方、使い方、稼ぎ方、増やし方、維持管理、社会還元の7つに分類される。

生活安定型~長期安定型まで5段階

ファイナンシャルアカデミーのメソッドでは、金融リテラシーは、生活不安定型、環境依存型、堅実管理型、自己完成型、長期安定型の5つのステージで構成。それぞれの「お金の教養」がどのステージに位置しているかを把握するための複数の質問が用意されている。

質問は「はい」か「いいえ」で回答できる簡単な形式で、項目は「お金がいつの間にか減っていることがある」のような基本的なものから、「資産運用で成果を出している仲間が10人以上いる」といったようなハードルの高いものまで幅広く用意されている。

これらの質問に回答することで、自分のお金の考え方、貯め方、使い方、稼ぎ方、増やし方、維持管理、社会還元のレベルがわかるというわけだ。

「お金は自分を映す鏡」とも言われるが、この診断を活用することで、自分自身の強み弱みが見えてくるはずだ。例えば、稼ぎ方に関してはレベルが高いが、その他の項目は意識できておらず、案外損をしているという方も多いかもしれない。

お金と正面から向き合い、問題点を把握することが、お金に縛られず自由な気持ちで余裕のある生活を送るための第一歩になる。

診断を受けるには?

金融の知識は専門性が高く、1人での勉強に不安を感じる人もいるだろう。そのような人にオススメしたいのが講座を利用した勉強法である。ファイナンシャルアカデミーが開催する「お金の教養講座」では、上記の診断をもとに、どうすれば自分のレベルを高めていくことができるのかまで解説してもらえる。自分の金融リテラシーレベルについて、よりきちんと把握したい方は無料の本講座を気軽に受講してみてはいかがだろうか。