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銘柄分析
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業績に問題ある銘柄が多かった

2016年「株価下落率」ワースト10銘柄、来年は逆に狙い目?

株価下落率ワースト銘柄,2016年
(写真=Thinkstock/Getty Images)

今年も早いもので12月。トランポノミクスによる世界株高で、日経平均株価の終値は12月12日、2015年12月30日以来となる約1年ぶりに1万9000円を回復した。日経平均株価の年間パフォーマンスがプラス転じる可能性も高くなってきたが、個別に見れば値下がりした銘柄も当然ある。

ここでは、1年間の下落率ワースト10の銘柄を題材にとり、「今悪いので来年は上昇するかもしれない銘柄」探しをしていく。

値下がり率ワースト10は業績に問題ある銘柄が多い

値下がり率ワースト10(12月9日引け値 / 1年前対比)
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順位コード / 銘柄 / 市場 / 下落率
——————————————————
1:9418 / U―NEXT / 東1 / ▲68.6%
2:6166 / 中村超硬 / 東M / ▲68.4%
3:8202 / ラオックス / 東2 / ▲67.5%
4:3692 / FFRI / 東M / ▲66.5%
5:9467 / アルファポリス / 東M / ▲65.3%
6:3777 / ジオネクスト / JQ / ▲64.9%
7:3668 / コロプラ / 東1 / ▲62.8%
8:4783 / 日ダイナミク / JQ / ▲62.0%
9:2193 / クックパッド / 東1 / ▲61.1%
10:3911 / Aiming / 東M / ▲60.5%

2016年の値下がり率トップ10を分析すると、大きく下落した要因は主に以下のように分類される。赤字だったり、大幅下方修正したりとファンダメンタルズに問題がある企業が中心だ。

【赤字企業】U―NEXT、FFRI、ジオネクスト、Aiming
【大幅下方修正】中村超硬、アルファポリス、コロプラ、日ダイナミク
【内部分裂】 クックパッド
【2015年に暴騰した反動】ラオックス

株式投資の分析アプローチは、大きくファンダメンタルズとテクニカルに分けることができる。ただこの結果を見る限り、ファンダメンタルズ派はもちろんのこと、テクニカル派でも赤字企業や下方修正企業、内部分裂を抱えている企業などは避けたほうがよさそうだ。

明けない夜はない? 2015年のワースト5銘柄と比較

ただ上がり続ける株がないように、下げ続ける株もない。大きく下げた株に投資のチャンスがあるかもしれない。試しに2015年の値下がり率ワースト5の銘柄の今年の株価を分析してみよう。

2015年値下がり率トップ10の今年の高値までの上昇率
——————————————————
順位コード / 銘柄 / 市場 / 下落率 / 16年年初来高値までの上昇率
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1:2706 / ブロッコリー / JQ / ▲79.3% / 2.4倍
2:3452 / ビーロット / 東M / ▲77.8% / +50.0%
3:3331 / 雑貨屋BL / JQ / ▲77.3% / 13.9倍
(上場廃止となったが3536アクサス株としてトレードが可能になった)
4:3624 / アクセルM / 東M / ▲75.9% / 4.1倍
5:6033 / エクストリム / 東M / ▲73.4% / 2.1倍

2015年のワーストパフォーマー5社を昨年の引け値で買っていたら、今年の高値までのパフォーマンスは一番低いビーロットでも50%の上昇。アクセルMは4.1倍になっている。雑貨屋ブルドッグは累損から上場基準に抵触し2月25日に上場廃止となったが、株式を移転して上場したアクサス株として商い出来ることになったので13.9倍にもなっている。

あくまでワーストパフォーマーの好成績は偶然かもしれない。もし上場廃止になるような株が一つでもあれば大損する可能性もある。ただ、ランキングには入っていないが、あれだけ大騒ぎしたシャープ <6753> を経営危機で台湾の鴻海の出資を仰いだ時に買っていれば、すでに株価は倍以上になっており、下げている株に明るい材料が見え始めたときに拾い始める投資もひとつの立派な戦略だ。あくまでも、ここで紹介する銘柄や投資法は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではない。投資は自己責任であることをお忘れなく。

平田和生(ひらた かずお)
慶應義塾大学卒業後、証券会社の国際部で日本株の小型株アナリスト、デリバティブトレーダーとして活躍。ロンドン駐在後、外資系証券に転籍。国内外機関投資家、ヘッジファンドなどへ、日本株トップセールストレーダーとして、市場分析、銘柄推奨などの運用アドバイスをおこなう。現在は、主に個人向けに資産運用をアドバイスしている。

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