(写真=エコスタイル)
(写真=エコスタイル)

自宅に太陽光パネルを設置し、自家用に使ったり余剰電力を売電したりする太陽光発電がブームになった時期がある。しかしいま注目されているのは、自宅でやる発電ではない。土地を買って大規模にパネルを設置して取り組むのが一般的になりつつある。不動産投資家が保有しているアパートやマンション屋上の有効活用にも利用されているようだ。

電力買取価格は下がっているが……

2009年、自宅などに設置した太陽光パネルで発電し自宅で使用したあとの余剰電力を、電力会社が買い取る余剰電力買取が始まった。当時は電力会社ごと買取単価が異なっていたが、2012年に全量買取制になり、単価も一律に変更された。

この買取制度に加え、太陽光発電を導入する際の助成金制度も整備され、全国で太陽光パネル設置がブームになったことは記憶に新しい。

しかしこの買取価格が下がっていることもあって、以前ほど太陽光発電についてのニュースは聞かれなくなった。だが太陽光発電への投資を今でも成功させている投資家は少なくない。その手法は、冒頭で説明したように、土地を買うなどして大規模に取り組むものだ。

家庭用も投資用も仕組みは同じ ポイントは土地と太陽光パネル

まず太陽光パネルは家庭用だろうと、投資用だろうと基本は同じだ。「仕組み」に違いはなく、違うのは「目的」と「場所」、そして「規模」だ。家庭用は光熱費や環境への配慮が主な目的。設置場所は自宅の屋根や、庭など今ある場所で済ませることが多いだろう。

投資用は、利益(収益)を生み出すことが目的。設置場所も、あらたに土地を購入してパネルを導入する。スケールメリットを見込んでおり、規模も家庭用とは大きく異なる。

太陽光発電を投資目的で始める場合、重要なポイントは土地だ。もし自宅や実家に土地が余っていれば、そこを有効利用すればいいだろうが、土地がなければ購入することになる。

もしアパート・マンションなどを1棟保有している不動産投資家なら、保有物件の屋上にパネルを設置するというやり方もある。特に屋上を使っていないのであれば、これほどの有効活用はないだろう。

(写真=エコスタイル)
(写真=エコスタイル)

ただ土地は広ければいいかというと、そんなことはない。太陽光パネルを設置する場所によって年間の日照量が異なるからだ。単に土地価格だけでなく、年間の予測日照量等も踏まえて購入地を検討すべきだ。

もう1つ検討すべきは太陽光パネルそのものだ。最近では各メーカーが、安価で発電効率が高いパネルを販売するようになってきた。設置工法も多様化しており、土地によって太陽光投資の可否が決まることは少なくなっている。

これらの検討すべき事項については、全国各地で投資を成功させている専門の企業に相談すべきだ。エコスタイルはこれまでに大小様々な太陽光発電所を、6183件導入した実績を持っており(2016年12月1日現在)、有望な土地や安価な機器導入などにノウハウを持っている。

太陽光発電はれっきとした「投資」であり「ビジネス」だ。日照時間に左右されるなどのリスクももちろんあるが、成功させている投資家も多数存在する。実績のある企業とパートナーとなり、エネルギーという有望なテーマへの投資を始めてみてはどうだろうか。