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(写真=Milkovasa/Shutterstock.com)

傷害保険は万が一、怪我をしたときに備える保険です。普通傷害保険・家族傷害保険・交通事故傷害保険・ファミリー交通傷害保険・国内旅行傷害保険・海外旅行傷害保険など、さまざまな種類があります。

傷害保険は生命保険とは異なり、健康状態の告知や健康診断が不要なので気軽に加入でき、保険料も比較的割安なことから加入している方も多いのではないかと思われます。すでに加入している人は再確認を、まだ加入していない人は必要な保険なのかを検討してみましょう。

傷害保険とは

傷害保険とは、突然起こった偶発的な外来の事故による怪我を対象とした保険のことです。保険対象の怪我による入院や通院時、後遺障害や死亡時などに保険金が支払われます。補償範囲は自分を対象とするもののほか、配偶者も対象とするものや、同居している家族も対象とするものなどがあります。傷害保険で補償される内容としては以下のようなケースがあります。

・ 日常生活で怪我をしたとき
・ スポーツ中に怪我をしたとき
・ 自転車に乗っているときに怪我をしたとき

このように、傷害保険は日常的に起こりがちな怪我に備える保険といえます。さらに特約などで、他人に損害を与え損害賠償責任を負った場合に補償金額の範囲内で補償がされるものもあります。もちろん、事故を起こさないように注意しなければなりませんが、避けられない事故に対してもこのような特約があると安心できるでしょう。

傷害保険の保険料は加入するプランや保険会社によって異なります。ただし、危険職種とされる職業の方は加入の際に告知が必要となったり、加入不可や補償内容に制限がかかる、もしくは保険料が割高になったりすることがあります。

実際に支払われる保険金には、死亡保険金・後遺障害保険金・入院保険金・手術保険金・通院保険金などがあります。

傷害保険に加入するメリット、デメリット

傷害保険のメリットは、不慮の事故が起きたときの損失を補償してくれる点です。また、持病がある人も加入ができる場合が多いこともメリットの一つです。

保険の種類によっては、一つの保険で同居家族や生計を共にする別居の子どもなど、幅広くカバーできるものもあります。特に子どもがいる家庭では怪我の心配が絶えないため、傷害保険に入っておくと安心にもつながるでしょう。

デメリットは病気での入院や通院、死亡時では保険金が支払われないことです。傷害保険はあくまで怪我をしたときの損失をカバーする保険となります。ちなみに入院や通院にかかった実費が全額補償されるわけではなく、契約プランに応じて決められた契約金額が支給されるため注意しましょう。

傷害保険には加入した方がよいのか?

傷害保険は手軽に加入することができる反面、生命保険など他の保険の特約で同じような補償内容に加入しているケースがあります。すでに加入している保険があれば、重複項目がないか契約内容を確認しましょう。

もし複数の傷害保険に加入していると保険料の負担が増えるだけでなく、重複して加入していても一つの保険からしか保険金がおりないような性質の契約もあります。傷害保険を加入する際には他の保険の補償内容などを意識して加入を検討しましょう。

見落としがちな補償としては、クレジットカードについている補償があげられます。クレジットカードによっては、海外旅行先での怪我に対する補償や入院先へ迎えに行く家族の渡航費用、国内での怪我が原因の入院や携行品損害などの補償がついている場合があります。クレジットカードに傷害保険と同様の補償内容が付加されていれば、年会費だけで保険料負担はないので、お手持ちのクレジットカードを確認してみましょう。
事故や怪我は思いがけないときに起こるものです。長期入院や後遺障害になる可能性もゼロではありません。このような不測の事態での出費に備えて、傷害保険の加入を考えてみてはいかがでしょうか。(提供: 保険見直しonline

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