シリアのアサド政権軍によると見られる反体制地域イドリブへの化学兵器攻撃から3日後、米軍は駆逐艦2隻を用い、シリア西部に位置するアサド政権軍のシャイラット空軍基地に巡航ミサイル「トマホーク」を59発撃ち込んだ。

シリア内戦開始以来、そしてトランプ政権誕生以来、アサド政権に対する初の武力行使となった。欧米、アジア諸国はおおむね米の行動を支持。ロシアは対米体制を整えている。

「化学兵器禁止条約の義務に違反した」シリア内戦

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(写真=Thinkstock/Getty Images)

内戦勃発から6年。シリア北西部イドリブで、サリンなどの神経ガスと推測される化学兵器が使用され、子どもを含む72人が新たな犠牲となった。死亡に至らず、現在病院で手当てを受けている被害者は数百人にのぼると報告されている。

トランプ大統領は被害報告を受け、同日中に対応策の検討を指示。国家安全保障会議が絞り込んだ計画を基に、最終的に攻撃命令がだされた。実際の攻撃は、米フロリダ州パームビーチでの習 近平総書記との会食中に行われた。

トランプ大統領は今回の判断に至った経過について、「シリアが禁じられた化学兵器を使用して罪のない人々の命をうばい、化学兵器禁止条約の義務に違反した」ことを挙げている。

欧米、アジアは米支持「最適な手段による制裁実施」