日本の小売各社がもっとも力を入れているのはPB(プライベートブランド)商品。元来、売るだけだった小売が開発に携わるようになった目的とは「他社との差別化」だ。

ユーザーがPB商品を選ぶ理由

PB商品
(写真=Thinkstock/Getty Images)

現在のPB商品は、以下の2つに大きく分かれている。

(1)安くて「お買い得感」を売りにしている
(2)値段も高い代わりに「高品質」を売りにしている

実は、ユーザーにとってPB商品を買う一番のメリットが何かと言えば、価格ではなく「手間の省略」である。一般に、消費者がまったく聞いたことのないメーカーの商品を買うには勇気がいる。だが、もしその商品に自分がよく知っているお店のブランドが付いていて、ある程度の品質が保証されているのであれば、ずっと買いやすくなる。

つまり、ユーザーがPBを買うメリットとは「自分で商品を品定めする必要がない」という点にある。PBとは、まさに忙しくて時間がない現代人向けの商品なのである。

PB商品の製造はメーカーにとっても「お得」