ゴルフは「大人のスポーツ」という印象を持つ人も少なくないだろう。職場での上司と部下や同僚との親睦、取引先との接待など、ビジネスパーソンの重要なコミュニケーションツールとして今でも根強い人気を誇っている。

ところが最近は、ゴルフを取り巻くそのような風潮が大きく崩れ始めているのだと言う。仕事の付き合いのため先輩や上司が誘っても、ゴルフを始めることを拒む若手社員が少なくないのだ。

若手にゴルフを始めてもらうにはどうすればいいのか。ただ説得するのではなく、リアルな体験を通してゴルフの醍醐味や楽しさを理解してもらう方法を考えていきたい。

プロトーナメント観戦で本物のすごさやゲームの楽しさを体験

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(写真=PHOTOCREO Michal Bednarek/Shutterstock.com)

若者のゴルフに対する印象として、中年以上の大人が行うスポーツだという感覚があるかもしれない。上司や取引先との仕事の延長だという思いが、そのような考えを抱かせているのだろう。

それを変化させるには、リアルな体験をしてもらうのが近道だと言える。その手段の1つが、プロゴルフトーナメントの観戦だ。実際のコースで開催されるプロトーナメント観戦には、生の迫力やイベントとしての楽しさを体感できる魅力がある。

他のスポーツでは、選手はコートやフィールドの中でプレーし、観客は外側にある席からしか観戦することができないということがほとんどだ。それに対してゴルフは、選手と観客が同じ目線で同じフィールドに立つことができる、スポーツ観戦の中でも珍しいシチュエーションである。

すぐそばで歩いている選手と同じ芝生の上に立つことができ、有名な選手に付いて一緒にコースを歩いたり、目の前で緊張の一打を見守ったり、時には遠くから全体を眺めることもできる。

また、選手同士の駆け引きなど、その緊張感が伝わるほど選手との距離が近いのは、未経験者には驚きのポイントだろう。選手のプレーに声をかけたり拍手をしたりすれば、手を上げて応えてくれることもある。

トーナメント観戦で体験できる各種イベントもゴルフの魅力発見のチャンス

ゴルフのプロトーナメント会場では、開催地特有のご当地グルメが堪能できたり、名産品店でのショッピングが楽しめたりするものもある。

その他、スポンサー企業が出店しているショップもあり、有名なゴルフグッズやゴルフウェアなどをお得な価格で購入することも可能だ。自分に合ったクラブを見定めるためのスイング計測をしてくれるところもある。

子ども連れの場合でも、キッズ向けのアトラクションコーナーがあるトーナメントもあり、親子共に安心して楽しめる工夫が嬉しい。

チャリティフォトを実施している会場では、選手と一緒に写真を撮ることができるチャンスがある。さらに選手によっては、プレーが終わった後にファンサービスの一環としてサインをしてくれる場合もあるのだ。

トーナメント主催者側としても、観客を毎年高い水準で呼び込むため、さまざまなイベントや企画を今後も追及していくのではないだろうか。

プロトーナメントに行き臨場感を味わうことで、ゴルフはプレーすることだけでなく、ファッションやアイテム・洗練された道具、有名選手とのコミュニケーションなども楽しめるスポーツだということを感じられるだろう。

仕事の重要な人物とゴルフトーナメントの話で盛り上がり、絆が深まることも

ビジネス上で重要な取引先のキーマンと話題が合わないためコミュニケーションが深まらないということはよくある話だ。

しかし、そのキーマンがゴルフ好きなのであれば、ゴルフトーナメントの話を1つするだけでも親睦が深まるかもしれない。

「ゴルフは自己投資にもなる」、「ゴルフをやっていたことで仕事上役に立った」などの経験談を話せば、若手社員がゴルフを始めるきっかけとなるかもしれない。(提供: 百計オンライン

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